はれ、のちくもり

薄荷水

ミントの花がラベンダー色に咲いていて、庭には蜜蜂が飛び交っています。
あちこちで蜜蜂がいなくなっているという話を耳にするけれど、うちの庭にはたくさんたくさんいます。
本気で、蜜蜂を飼って蜂蜜を収穫したいと思うけれど、蜂を飼う箱を買ったり、道具をそろえるのが大仕事なんでしょうか。
検索してみよう。
レモンバームの葉を沈ませた水に続いて、花ごとミントも同じようにしてみました。

茎がかなり固くなっています。
これらのミント、枯れる前に摘んで乾燥させておかなくちゃ。
紅茶とミントで淹れて蜂蜜で甘さを加える熱いお茶は、いつか行ってみたいアラブの国への憧れにつながっています。

ペパーミント。
この香りのほうが強く、薄荷水という感じ。
おいしい水。

こどもも香りを嗅いではうっとりとしています。

水の中の花を眺めるのもまた一興。

飲むのもいいけれど、アイロンがけするときの霧吹きに、これを使うのもいいでしょうね。
わたしはアイロンがけは好きではないのですけど。
夏のぬるめのお風呂に浮かべるのも気持ちよさそうです。

エキサイトさんの記事に、ミントのお話がありました。
ミントは地植えすると、ほかに植えられている植物と根で交配し、新種の種類の植物になるというようなことが書かれていました。
ペッパーミント、アップルミント、チョコレートミント、パイナップルミント、レモンバームとそこいらじゅうにあるから、どれもミックスした香りになるのでしょうか。
チョコレートアップルミントとか?!

レモンバームの水

Ｊｕｎｃｏｂｉｒｄさんが教えてくれたレモンバームの水。
昨年の夏、うちに来てくれたときに庭のレモンバームをお分けしました。

レモンバームは毎年どんどん庭に茂っています。
そういえば、今年、青紫蘇はなりをひそめているのはどういうわけでしょう。
レモンバームと競う勢いだったのに。
来年は種を撒かなければ。
赤紫蘇の種も撒こうと思っていたのに・・・。
来春のお楽しみ。

水にただ入れるだけでいい香りの水になるのです。

体調を壊して、冷たい緑茶は胃への刺激が強すぎるように思えたとき。

水にレモンバームを茎のまま浸して一晩おくと、ほんのり香りが水にうつっています。

新鮮なハーブには乾燥したものよりも、香りを強く含んだ油が多く含まれているそうです。

ハーブが庭にふんだんにあるときにできる、とっておきの夏の楽しみ。

霧のかかった朝もあり、もう秋がすぐそこという時候ですが、こんな夏の名残も楽しもうとも思います。
こんどはミントでも同じようにしてみましょう。
ミントには紫色の花もついているのですが、花ごと水に浸せば花の香りもうつるでしょうか。

草ぼうぼう

猛暑続きで、雑草とりがおろそかになっています。
ちょっと留守をしたあいだにますます雑草が生い茂っているみたい。
夕刻になれば蚊が出るので出たくなし。
やぶ蚊もうっとうしいし。

暑い昼間は蛇も涼しいところにいると思っていたら、昨年の夏の午後、出先から帰ってみればお隣から留守番電話に伝言。
”お宅の庭の、うち向きの石段に大きな蛇がとぐろを巻いているから、そこにお子さんを出さないように”
という警告でした。
行ってみたら、もう姿はなかったのですが。

昨年の夏だったか、裏庭に大きな蛇の抜け殻を見つけました。
ちょっとシャツを脱いでそのまま忘れるつもりじゃなかったのに、うっかり忘れてしまったかのように。
拾い上げるのも薄気味悪くてそのままにしていると、日が経つにつれて、それは風に吹かれてあっちこっちに移動しながら、だんだんと破れてしまってぼろぼろの姿になってしまいました。

数週間前のある早朝、ラズベリーの茂みに蛇がとぐろを巻いているのも見ているので、それからは朝そこにまだ彼がいるのかどうかなんとなく見ます。

数年前、ガレージを出てすぐのところにあるプラムの木の根元にかなり大きな蛇がいるのを見て、そのままにしておいたら、数日後またその蛇は同じ木に戻って、今度は木によじ登って枝に体を絡ませていました。
ジムがとうとう彼を捕まえて、裏の荒地に逃がしました。
ブルスネークといって、毒のない類だそうです。

夕刻庭に赤ちゃんのラトルスネークを見つけたことがあります。
ラトルスネークは日本で言えば、がらがら蛇ですか。
あとで聞いたところによると、赤ちゃんのラトルスネークは噛みついたら持っている毒を出し切ってしまうから噛みつかれたほうは致死にいたることが多いとか。
おとなのラトルは、噛みついても出す毒を調節するんだそうです。

蛇が好きというのでもないけれど、おもしろい生き物だと思います。
神様もよくよくこんな生き物を創られたなあ、と思います。

母の実家は養鶏場を営んでいて、祖父母に会いに行くと養鶏場に入ってまだ温かい卵に触れたりしたものでした。
あるとき蛇が、ゆっくり卵を飲み込んでいくところに出くわしました。
卵は蛇のからだのなかを卵の形のままで、ゆっくり後ろのほうへ移動していきました。
そのうち卵の殻はつぶれて消化されたのでしょうが、そこまで見ていたのかどうか。
ほんとうに見たことだったのでしょうか。
文字にしようとすれば、それがいままでは見たことだと確信していたのに、その自信が薄れてきました。
祖父母の家に泊まったときに見た夢だったのでしょうか。

前の家に住んでいたとき、まだ３歳か２歳だったおてんばが玄関をでたところで遊んでいました。
芝に座りこんで。
気がつけばおてんばから椅子ひとつ置ける間を挟んでかなり大きな蛇がいました。
おとなの女性の腕ほどもある蛇で長さもかなりのもの。
もうびっくりしておてんばを抱き上げました。
その蛇はそれからするすると隣の家に向かい、芝を横切って、もうひとつ向こうの家のガレージに向かって行きました。

昨年の夏の終わりにハイウエイに上がる道を運転していたら、鮮やかに黄色い蛇が道の中ほどにいました。
避けようとはしたのですが、ひいてしまいました。
車がその上を行ったとき、ごりっという、確かに棒状の上を乗り越えたという感じがあり、なんとも後味が悪かったのが忘れられません。

庭は草ぼうぼう。
あんまりなー、
というくらいに。
草に隠れて何匹の蛇がひそんでいるのかと思うと、やたらに足を踏み込めません。

緑濃く

暑くて庭仕事ができないような天気の日も、肌寒くて震える日もあります。
春なのか、もう夏に入ったのか。
初夏ということにしておきますか。
きょう、この住宅地のクラブハウスではプールが開くそうです。
快晴ですが風が冷たいから、どうかな？

おてんばの学年が、徒歩で近くの図書館へフィールドトリップに行きました。
ここの生活は車での移動がほとんどで、通りを歩くということは稀です。
みんなでぞろぞろ歩道を歩くだけで楽しい。
歩きながら歌など歌って。
一応列を作って歩くのですが、歩道に落ちている葉を拾ったり、家々に咲いている花を見てはきれいだなどと言っているから、整列とは程遠い。

図書館を出てからは隣接している公園で遊び、先生がピザを振舞ってくださいました。
わたしはおにぎり持参。
雨にちょっとだけ降られ、余計に寒く、みんなで大きな木の下に避難。
”こっちこっち”とこどもたちに手を引かれて雨宿り。
不思議と木の下は雨が漏らないものなのですね。
寒くて、上着を持っていかなかった子達は震えていました。
わたしも。

日本の遊び”ハンカチ落とし”を教えてやると、みんな大喜びです。
わたしもこどものころ、好きなゲームでした。
こんど体育館が使えるときには、クラスのパーティーでこれをすると楽しいと思います。

曇っていたきのう。
それでも庭にでて植物の様子を見るには快適な気温です。

ぶどうの実がたくさんつきはじめました。
夏中かけて実を太らせていくのです。
いままではどうという手入れもしなかったのですが、今回はなる実をどんどん摘んでいます。
いくらかだけ残して摘みとってしまえば、残った葡萄は昨年よりも粒の大きい房になるのではないかと期待しています。
やわらかくて小さな緑色の”土筆”みたいな幼いぶどうの実を摘み取るのは、かわいそうでもありますが。
わたしの考えは間違っているかしら。
昨年ブラックベリーは全く食べきれないほどたくさん実がなり、生るがままにしていたけど、どの粒もぼってり重く大きな実に成長しました。
グーズベリー、ブラックカラント、レッドカラントの実も。

ラズベリーの花も咲いてきました。

チョコレートフラワーも咲き始めました。

幸福の木

この木を植木で買ったのは、前の家に住んでいたときだったから、少なくとも4年は経っています。
前の家に住んでいたとき、夏にこの鉢植えを外に出して、ゆらゆら大きな葉が風にゆれるのが涼しげでいいなあ、と思っていたのもつかの間、強い日差しに葉がたちまち焼かれてしまったのも覚えているから、それは少なくとも5年は前のこと。

幸福の木。
買ったときは、こちらのサイトのこんな鉢植えの姿でした。
いきつけの何でも売っているお店で、鉢に入ってわたしの胸丈もなかったのを買いました。

それから、木の部分はそう伸びないし、太くなった気もしないのですが、どんどん背が伸びています。
そろそろ天井に届きそうです。

家のなかで、玄関脇、ポーチのフランスドア、寝室の窓際とあちこち動かされて、いまでは寝室のわたしの横たわる側にあります。
体を横たえていて、幸福の木を下から見上げると、実物以上の貫禄。

幸福を呼ぶ木。
ハワイでは、玄関にこの木を置いておくといいことが起こるという言い伝えがあるとか。

こんな大きな葉をたくさん茂らせて、酸素をたくさんここで眠るわたしに供給しているのですよね。

白い花も咲くそうですが、うちではまだ花は見ていません。
高さ1．8メートルほどの大きさになると、花を咲かせるそうですから、うちでもそろそろ花が咲くかもしれません。
うちの幸福の木、大きくなりすぎではないかと思っていましたが。

レモンバームと紫蘇のリース

葡萄にもハーブにも、ミツバチが飛び交っています。

ミントを収穫して、リースを作ったら、その香りの良さに、レモンバームと紫蘇でも作りました。
レモンバームは、レモンの香り。

紫蘇の香りのリースもいいかと？

ポーチで、ハーブを束ねていると、どんどん種が落ちて、そのへんに散ります。
それを掃いて、庭にまた撒きます。

庭の葉が色を変えて、どんどん散っていきます。
明日は初雪が降ると、聞きました。
きょうは上着がいらないくらいに暖かいのに。

ミント収穫

ここのところ、台所にハエが飛んでいます。
うっとうしい。
シンクの下にあるコンポースト行きの、生ごみをためているふたつきのバケツに問題があるのでしょうか。

ハエを退治するには、どうすればいいのか、本で調べたら、ハエはラベンダーやミントのにおいを嫌うので、それらを束ねて吊るしておくといいそうです。

ラベンダーの苗を昨秋に植えたのに、姿はなし。
ミントなら、茂るほどあります。
わたしの大きな片手につかめるほどのミントを摘んで、吊るしました。
生けたほうが、新鮮さが続かと思ってメイソンの瓶に水を入れかけたのですが、水の入れ替えをしながら、やがてミントを処分するよりは、吊るすほうが、長く楽しめると思いました。

まだまだ庭にはたくさんミントがあるので、もっともっと摘んできて、たくさん束を作って、家中のあちこちに吊るそうと、今度はバスケットを持って、収穫に出ました。
バスケットいっぱいになるまで摘んでも、まだあるので、リースを作ることに変更。
なにしろ大量のミントなので、香りにむせるほど。
おてんばの帰りを待ちながら、玄関ポーチの椅子で。
ものの１０分ほどで完成。

まずまずのできばえです。
玄関のリースにしてもいいですね。

小バエのたかる果物のそばにおいても。
食卓が、華やかに。

気をよくしたわたしは、庭のレモンバームや、紫蘇でも同じことをしようと思っています。
ラズベリーや、プラムの木の枝切りもしなきゃいけないので、たくさんそれでリースを作ろうと思います。
切ったあとの枝は、水気を含んでいて、しなやかでリースを作りやすいです。
クリスマスの贈り物にしてもいいですね。

春に植えた、小さなチョコレートミントの苗は、はかなげで、地に根が張ったのかどうか心配でしたが、しっかり成長しています（上）
葉をちぎって嗅ぐと、くらくらして立ってられないほど、いい香りです。
ほんとうです（笑）
こどもと繰り返し嗅いで、芝にひっくり返っては、笑いころげています。
来年は、もっとたくましくなって、もっと広がって、チョコレートの香りを楽しませてくれそうです。

ラズベリー

玄関を出て右側の塀伝いは、すっかり棘だらけのラズベリーのツタに占領されています。

そのわりには、まったく実がならないので、どういうわけかな、
１０月には、伐採しなきゃいけないか、と思っていたところ。

実がいまごろになって、ついています。
大きな実ではありませんが。
淡い赤。
ブラックベリーのようなずっしり重い存在感はなし。
それでも、そのはかない大きさと色合いの実は甘く、やさしい味。
ツタの先端に実がいくつかまとめてなっているので、こどもの腕は、棘に傷つくことはなさそうです。

伐採してしまおうかと思っていたわたしの魂胆に気がついて、慌てて実をつけたのでしょうか。
お酒にするほども、お菓子にするほどもなく、ただこどもがいくつかつまむ程度しか、ラズベリーの実は、なっていません。

雹の降った翌朝

ある夕、雹をともなう激しい雨が降りました。
氷が空から降っている、とこどもたちは興奮。

朝になってみれば、庭の葉がずいぶん叩き落されたり、破かれたり。
せっかく熟してきた葡萄の実も傷ついています。
たくさんたくさん生っています。
ワインの作り方がわかれば、ワインにしたいところです。

南瓜だとばかり思っていた蔓に生っているものは？
ズッキーニ！
お化けズッキーニ。
メロンほどの大きさ。

台所の生ゴミを、私流コンポーストにすべて投げ込んで、庭の栄養としているので、季節が巡ると、種を撒いた覚えのないモノが収穫できるのは喜びです^^；

チョコレートフラワーの花が落とされている！
せめて種をとるために、取っておきます。
種、
というと、ムーンフラワーの種も取っておかなきゃ。
ムーンフラワー。
花が終わると、とげとげの青い実が生って、いずれそれは弾けます（↑↓）
すでに弾けているものも数個。
そうして種をあたりにばら撒くのです。
これも、種を、友人にお分けするために取っておきます。
覚醒作用のために服用するのではありません。
それにしても、ふしぎな形だと思いませんか？
実が弾けていないものは、いくつかオブジェとして、とっておこうと思っているくらいです。

もう8月も、残りわずか。
ガーデンの盛りも過ぎました。
それでも、葡萄はやっと熟してきたところ。
ほかの花が咲いていたときから、青い実をつけていた葡萄は、夏中かけてむさらきいろに、やわらかくなるのですね。

来年、新たに育てたいものは、モロヘイヤに、苦瓜。
サウジ・アラビア出身の友人が、おいしいモロヘイヤ入りのスープを教えてくれました。
モロヘイヤはあちらから来たものなんですね。

この家に住んで四年。
夫は一年以内に引越しすると言っていますが、どうなることでしょう。
来年の夏のこの庭、また世話ができるでしょうか。

夏の庭

家を３週間留守にしたら、庭に雑草が生い茂っていました。
でも、ほかのものも、勢いよく育っています。

おとなのひとの頭くらいの南瓜まで、実っています。

ブラックベリーは、留守中に実が熟して収穫を逃すのではないかと心配しましたが、大丈夫。
まだたくさんたくさんの、鈴生りです。
ぶどうの実は、まだ青いまま。

ハイビスカスのピンクのほうは、またまた大きく枝葉を広げて、芝にはみ出ているくらいです。
白いほうと同時に植えたのに、ピンクのほうは、白いほうの、３倍の大きさの株に育っています。
日当たりが違うのでしょうか。
このハイビスカスは、ディナー皿ほどの大きさ。

ヘアドレッサーのゲイルが、ハイビスカスの花を乾燥させると美味しいお茶になると教えてくれたので、今年は作ってみようかと思います。

ミントも元気元気。
紫いろの花を咲かせていて、ラベンダーのようです。

鳥が熟したブラックベリーを啄ばんで、その汁を地面にほとばしらせた形跡があります。
犯罪の形跡、しっかり残してますねえ。