2008年 09月 19日
植草甚一日記 |
きのう植草甚一日記を読んでいたら、みあが何を読んでいるのかと訊きました。

”あるひとの日記”
と応えたら、
”このひとは自分の日記を読んで欲しいの?”
”きっとそうね、本になるくらいなんだから”
”でもきょう、学校でEちゃんの日記を男の子たちが読んでて、Eちゃんは泣いてた”
”ひとに読んで欲しくない日記と、そうじゃない日記があるのよね”
ブログも、日記といえば日記の類いでしょう。
もちろんほかのひとと思いを共有したいから公開していることで。
日記文学が好きです。
アンネ・フランク、武田百合子。
植草甚一というひとを知ったのは、暮らしの設計社が出版した西洋菓子のムックの誌上ででした。
”洋菓子の研究”というタイトルのものだったかで、昭和50年ごろのものだったと思います。
これもまた古本屋でいつか再び巡り会いたい一冊。
それには見開き2ページに渡って、ひとくち齧ったドーナッツの写真で埋められていました。
ニューヨークのあちこちのドーナッツショップで買い集めたドーナッツ。
どこのがおいしいとか書かれていたのでしょう。
その次の見開きには、キャンディバーなどのお菓子の包み紙が多少よれよれな状態で、スクラップされているものだったと思います。
印刷されているものですけど、もちろん。
こんなことをするおとながいるんだ、こどものわたしがしたいことをおとながしているなんてなんてすてきだろうかとびっくりしました。
それから植草さんのことは、兄が求めていた”宝島”などで知り、このひとはジャズにも詳しいけど、とにかく何でも知りたがるひとらしいということがわかってきました。

これには1945年と1970年それぞれ1年分の日記が収録されています。
1945年は戦時下。
空襲、蚤、焼け跡などという語彙。
1970年の彼は60代。
日々、散歩、本屋めぐり、町の探索、仕事。
和書洋書、買う本の莫大さ。
スクラップに余念がなく。
晶文社から、植草甚一スクラップブックが全40巻出ています。

”あるひとの日記”
と応えたら、
”このひとは自分の日記を読んで欲しいの?”
”きっとそうね、本になるくらいなんだから”
”でもきょう、学校でEちゃんの日記を男の子たちが読んでて、Eちゃんは泣いてた”
”ひとに読んで欲しくない日記と、そうじゃない日記があるのよね”
ブログも、日記といえば日記の類いでしょう。
もちろんほかのひとと思いを共有したいから公開していることで。
日記文学が好きです。
アンネ・フランク、武田百合子。
植草甚一というひとを知ったのは、暮らしの設計社が出版した西洋菓子のムックの誌上ででした。
”洋菓子の研究”というタイトルのものだったかで、昭和50年ごろのものだったと思います。
これもまた古本屋でいつか再び巡り会いたい一冊。
それには見開き2ページに渡って、ひとくち齧ったドーナッツの写真で埋められていました。
ニューヨークのあちこちのドーナッツショップで買い集めたドーナッツ。
どこのがおいしいとか書かれていたのでしょう。
その次の見開きには、キャンディバーなどのお菓子の包み紙が多少よれよれな状態で、スクラップされているものだったと思います。
印刷されているものですけど、もちろん。
こんなことをするおとながいるんだ、こどものわたしがしたいことをおとながしているなんてなんてすてきだろうかとびっくりしました。
それから植草さんのことは、兄が求めていた”宝島”などで知り、このひとはジャズにも詳しいけど、とにかく何でも知りたがるひとらしいということがわかってきました。

これには1945年と1970年それぞれ1年分の日記が収録されています。
1945年は戦時下。
空襲、蚤、焼け跡などという語彙。
1970年の彼は60代。
日々、散歩、本屋めぐり、町の探索、仕事。
和書洋書、買う本の莫大さ。
スクラップに余念がなく。
晶文社から、植草甚一スクラップブックが全40巻出ています。
by ymomen
| 2008-09-19 03:08
| 特別な本
|
Trackback
|
Comments(8)
植草甚一氏の街歩きでは、私が住んでいる付近がよくでてくるそうです。
友人は、私がいつも行く古本屋さんが、彼のお気に入りだったと、教えてくれました。
私はジャズ評論家としての、彼しか知らないのですが、いつか彼の日記も覗いてみたいと思います。
その人の人となりが、わかる本、大好きです。
先日も絶版になっている全12巻の本を、1冊から始め、ようやっと全巻揃えました。
私もこういった場所をとる、収集癖があります。
友人は、私がいつも行く古本屋さんが、彼のお気に入りだったと、教えてくれました。
私はジャズ評論家としての、彼しか知らないのですが、いつか彼の日記も覗いてみたいと思います。
その人の人となりが、わかる本、大好きです。
先日も絶版になっている全12巻の本を、1冊から始め、ようやっと全巻揃えました。
私もこういった場所をとる、収集癖があります。
0
Morimamanさん、
そうなのですか!
いいなあ。
その12巻って何ですか?
姐さんの興味のある本、知りたいです。
本は場所をとらないように文庫本がいいと思うこともあるのだけど、作家に思い入れがあると、例外もありますー。
そうなのですか!
いいなあ。
その12巻って何ですか?
姐さんの興味のある本、知りたいです。
本は場所をとらないように文庫本がいいと思うこともあるのだけど、作家に思い入れがあると、例外もありますー。
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
これまで植草さんのこと、存じませんでした。
ドーナッツの食べ歩きとか、お菓子の包み紙をスクラップにしたりとか、
今だったらブログで簡単に紹介できるようなことですが、
そういう内容が本になっていたなんて、植草さんご自身も、
編集の方も、とても洗練されたセンスの持ち主でいらっしゃると思います。
アンネ・フランクは、確か「完全版」のようなものがあるのですよね。
彼女の率直な気持ちが綴られた完全版を、ずっと前から読んでみたいと思っています。
ドーナッツの食べ歩きとか、お菓子の包み紙をスクラップにしたりとか、
今だったらブログで簡単に紹介できるようなことですが、
そういう内容が本になっていたなんて、植草さんご自身も、
編集の方も、とても洗練されたセンスの持ち主でいらっしゃると思います。
アンネ・フランクは、確か「完全版」のようなものがあるのですよね。
彼女の率直な気持ちが綴られた完全版を、ずっと前から読んでみたいと思っています。
Preciousさん、
わたしもそう思います。
そのムックは、パティシェなどという言葉が世に出るよりもずっと前に販売されていて、しゃれたお店ばかりが紹介されていましたが、そういう内容まであったのがおもしろいですよね。
串田孫一氏がフライパンでバウムクーヘンを作っているというページもあって、こどものわたしも何度も何度も手に取ったものでした。
アンネ・フランクの完全版というのは、父親のオットー氏の編集をしなかったというものでしょうか。
父親として、娘のある部分の日記は公開したくないという意図があったとか聞いています。
わたしもそう思います。
そのムックは、パティシェなどという言葉が世に出るよりもずっと前に販売されていて、しゃれたお店ばかりが紹介されていましたが、そういう内容まであったのがおもしろいですよね。
串田孫一氏がフライパンでバウムクーヘンを作っているというページもあって、こどものわたしも何度も何度も手に取ったものでした。
アンネ・フランクの完全版というのは、父親のオットー氏の編集をしなかったというものでしょうか。
父親として、娘のある部分の日記は公開したくないという意図があったとか聞いています。
フライパンでバウムクーヘンを!
私も読みたくなってきました。どこかで見つかるでしょうか。
アンネ・フランクの日記、そうです。
完全版はかなりプライベートなことが書かれていたと聞きました。
決して興味本位ではなく、本来ならば女性としての華やかな未来が待っていたはずの彼女が過ごした辛い日々のことをもっと知ることにより、自由であることの大切さを娘たちに教えたいという気持ちがあるのです。
子供の頃、アンネ・フランクが書いた童話を読んだことがあります。
お菓子屋さんの前を通って、甘そうなタルトを眺める女の子の話。
収容所に入れられていたときに、どれだけ美味しいタルトを食べたいと思ったことでしょうね・・・。
私も読みたくなってきました。どこかで見つかるでしょうか。
アンネ・フランクの日記、そうです。
完全版はかなりプライベートなことが書かれていたと聞きました。
決して興味本位ではなく、本来ならば女性としての華やかな未来が待っていたはずの彼女が過ごした辛い日々のことをもっと知ることにより、自由であることの大切さを娘たちに教えたいという気持ちがあるのです。
子供の頃、アンネ・フランクが書いた童話を読んだことがあります。
お菓子屋さんの前を通って、甘そうなタルトを眺める女の子の話。
収容所に入れられていたときに、どれだけ美味しいタルトを食べたいと思ったことでしょうね・・・。
Preciousさん、
素朴なバウムクーヘン、おいしそうでしたよ。
以前Yahooオークションで、かなりの高値で出ていました。
暮らしの設計社はもう存在しないようなんですよ。
ある時期まで、バックナンバーも買えたのですけどね。
実家は火災に遭って、いろいろなものを失いましたが、両親の命が助かったので、それに代えられはしません。
アンネ・フランクの童話の存在は知りません。
読んでみたいです。
昨年ミシガン州に住む叔父のつれあいが肺がんで他界しました。
彼女はナチの迫害を逃れて、ドイツから少女期に家族で渡米してきました。
まだ70歳にはなっていなかったと思います。
ナチの時代は、もっと昔のことだと思っていたので、叔母のことを知ったときには、まだ身近なことなのだと気がついてびっくりしました。
素朴なバウムクーヘン、おいしそうでしたよ。
以前Yahooオークションで、かなりの高値で出ていました。
暮らしの設計社はもう存在しないようなんですよ。
ある時期まで、バックナンバーも買えたのですけどね。
実家は火災に遭って、いろいろなものを失いましたが、両親の命が助かったので、それに代えられはしません。
アンネ・フランクの童話の存在は知りません。
読んでみたいです。
昨年ミシガン州に住む叔父のつれあいが肺がんで他界しました。
彼女はナチの迫害を逃れて、ドイツから少女期に家族で渡米してきました。
まだ70歳にはなっていなかったと思います。
ナチの時代は、もっと昔のことだと思っていたので、叔母のことを知ったときには、まだ身近なことなのだと気がついてびっくりしました。

