2008年 08月 17日
ブラックベリーのジャム |
雨の降る午後。
珍しく肌寒いほどで、庭でブラックベリーを摘んでいると、さわさわ葉が風にのさざめく音が聞こえます。
雨に洗われたブラックベリー。
雨のしずくに濡れながら。
指を紫に染めながら摘みました。
中くらいのボウルを持って出て、まさかそれが一杯になるとは思っていなかったのですが、けっこう熟している実は葉の奥に隠れているもので、みあがもうひとつボウルを持って来ようかと心配するくらいの収穫。
あたりのコンクリートには紫色の染みがついているので、鳥たちがこれらを啄ばんでいるのは承知ですが、彼らには表面に実るベリーばかりは得られても、葉の茂みの奥には嘴も届かなかったのでしょう。
洗う前に計ってみたら、1キロに加えて150グラム。
洗って水切りし、同量の砂糖と煮てジャムにしました。
”西の魔女が死んだ”を読んで間もないので、おばあちゃんとまいちゃんが野いちごのジャムを作る光景を想像しながら作業したのは当然です。
たった一度の収穫でもけっこうな量のジャムができるもの。
できれば小さな容器でたくさん作りたい。
開封して早く食べきりたいから。
おすそ分けもしたいから。
できあがったジャムは、鮮やかで明るいルビー色。
とろりと輝いて。
かき混ぜるのに使った木べらは、こどもたちがなめていました。
ノースキャロライナのゲイル叔母の家を訪れたのは、もう2週間前のこと。
わたしだけもうしばらくいればいいのに、と引きとめてくれた叔母は、別れ際に手製のブルーベリー・ジャムを持たせてくれました。
ラベルの日付は今年の7月。
ゲイル叔母は、わたしにとっての”西の魔女”です。
あとでレシピ本で、ジャムの作り方を確認したら、砂糖は果物の半分の重さになっています。
わたしは倍入れたのですね。
ま、持ちはいいでしょう・・・。
珍しく肌寒いほどで、庭でブラックベリーを摘んでいると、さわさわ葉が風にのさざめく音が聞こえます。
雨に洗われたブラックベリー。
雨のしずくに濡れながら。
指を紫に染めながら摘みました。
中くらいのボウルを持って出て、まさかそれが一杯になるとは思っていなかったのですが、けっこう熟している実は葉の奥に隠れているもので、みあがもうひとつボウルを持って来ようかと心配するくらいの収穫。
あたりのコンクリートには紫色の染みがついているので、鳥たちがこれらを啄ばんでいるのは承知ですが、彼らには表面に実るベリーばかりは得られても、葉の茂みの奥には嘴も届かなかったのでしょう。
洗う前に計ってみたら、1キロに加えて150グラム。
洗って水切りし、同量の砂糖と煮てジャムにしました。
”西の魔女が死んだ”を読んで間もないので、おばあちゃんとまいちゃんが野いちごのジャムを作る光景を想像しながら作業したのは当然です。
たった一度の収穫でもけっこうな量のジャムができるもの。
できれば小さな容器でたくさん作りたい。
開封して早く食べきりたいから。
おすそ分けもしたいから。
できあがったジャムは、鮮やかで明るいルビー色。
とろりと輝いて。
かき混ぜるのに使った木べらは、こどもたちがなめていました。
ノースキャロライナのゲイル叔母の家を訪れたのは、もう2週間前のこと。
わたしだけもうしばらくいればいいのに、と引きとめてくれた叔母は、別れ際に手製のブルーベリー・ジャムを持たせてくれました。
ラベルの日付は今年の7月。
ゲイル叔母は、わたしにとっての”西の魔女”です。
あとでレシピ本で、ジャムの作り方を確認したら、砂糖は果物の半分の重さになっています。
わたしは倍入れたのですね。
ま、持ちはいいでしょう・・・。
by ymomen
| 2008-08-17 01:14
| お菓子
|
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Comments(10)
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cocopuff1212 at 2008-08-17 09:13
うちの近くでブラックベリーの茂みは見たことがないのですが、ヴァージニアに居たときは周りにいくらでもありました!よくとげに指をひっかけたり袖口をひっかけたりしましたが…。真っ黒によーく熟れたのを摘んでそのまま洗わずに食べたりしましたねー。季節の楽しみでしたね。
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lazyMiki at 2008-08-17 12:54
以前、ブロガー仲間の方に「うちの庭にブラックベリーがなったので」と、ジャムを頂いたことがあります。
「タネ有りと「タネ抜き」の二種類。
ブルーベリーやラズベリーのジャムはよく食べますが、ブラックベリーはそれが初めてだったので、独特の香りがとても新鮮でした。
ベリーって、ジャムにして美味しくてよいうえ、なっている様子とか、摘んだ実の姿なども、美しい色で、見て楽しいですね。
ホントに「西の魔女」の世界ですね。ステキ。
「タネ有りと「タネ抜き」の二種類。
ブルーベリーやラズベリーのジャムはよく食べますが、ブラックベリーはそれが初めてだったので、独特の香りがとても新鮮でした。
ベリーって、ジャムにして美味しくてよいうえ、なっている様子とか、摘んだ実の姿なども、美しい色で、見て楽しいですね。
ホントに「西の魔女」の世界ですね。ステキ。
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may
at 2008-08-18 00:32
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morimaman at 2008-08-18 07:48
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ymomen at 2008-08-18 08:12
Cocopuffさん、
ヴァージニア、どちらにおられましたか。
ジムはヴァージニアに住んでみたいとときどき言います。
わたしもときどき洗わないでそのまま食べたりもしますよ。
生る実があるのは楽しみです。
ヴァージニア、どちらにおられましたか。
ジムはヴァージニアに住んでみたいとときどき言います。
わたしもときどき洗わないでそのまま食べたりもしますよ。
生る実があるのは楽しみです。
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ymomen at 2008-08-18 08:15
Mikiさん、
種がないジャムはちょうど種が通る網かなにかで漉すのでしょうね。
ブラックベリーの種はかなり大きくて固い場合も多いので、種を取り除きたくなる気持ちもわかりますが、面倒なので、うちのは種が入ったままです。
ベリーの生る姿、わたしも好きです。
赤い姿は、鳥の目に留まるように、なのでしょうか。
葡萄が少しづつ色づいてきました。
ラズベリーも生い茂っているのですが、実はちっとも生らないのですよ。
種がないジャムはちょうど種が通る網かなにかで漉すのでしょうね。
ブラックベリーの種はかなり大きくて固い場合も多いので、種を取り除きたくなる気持ちもわかりますが、面倒なので、うちのは種が入ったままです。
ベリーの生る姿、わたしも好きです。
赤い姿は、鳥の目に留まるように、なのでしょうか。
葡萄が少しづつ色づいてきました。
ラズベリーも生い茂っているのですが、実はちっとも生らないのですよ。
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ymomen at 2008-08-18 08:18
Mayさん、
Mayさんはお引越しが数年ごとにあるから、庭で生り物を育てることができなくてちょっとさびしいでしょう。
ブルーベリーもラズベリーも、傷みやすいこともあるのでしょうけど、ちっぴりでけっこう高価ですよね。
ブラックベリー、毎年どんどん勢いがよくなっているみたい。
いつかひとところに落ち着くようになったら、ぜひブラックベリー、植えてみてください。
Mayさんはお引越しが数年ごとにあるから、庭で生り物を育てることができなくてちょっとさびしいでしょう。
ブルーベリーもラズベリーも、傷みやすいこともあるのでしょうけど、ちっぴりでけっこう高価ですよね。
ブラックベリー、毎年どんどん勢いがよくなっているみたい。
いつかひとところに落ち着くようになったら、ぜひブラックベリー、植えてみてください。
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ymomen at 2008-08-18 08:20
Morimamanさん、
夢のような・・・?
わたしがもっと年をとって、こどもたちがおとなになったら、そんなふうに思う日が来るかもしれないですね。
せっかくの実りを無駄にしないよう、夏の実りを閉じ込めて・・・。
夢のような・・・?
わたしがもっと年をとって、こどもたちがおとなになったら、そんなふうに思う日が来るかもしれないですね。
せっかくの実りを無駄にしないよう、夏の実りを閉じ込めて・・・。
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yunkao at 2008-08-21 00:53
は~。ジャムを煮詰める写真から、甘い香りが漂ってきそうです。本当に鮮やかな色ですね。もめんさんのお子さんたちがうらやましい。
質問ですが、瓶を逆さにするのはどうしてですか?空気が抜けるんでしょうか?
こちらではブラックベリーもラズベリーも見かけませんが、そういえば桑の実は生ります!今度見かけたらジャムにして、もめんさんの真似をして小瓶に詰めたいです(^^)
質問ですが、瓶を逆さにするのはどうしてですか?空気が抜けるんでしょうか?
こちらではブラックベリーもラズベリーも見かけませんが、そういえば桑の実は生ります!今度見かけたらジャムにして、もめんさんの真似をして小瓶に詰めたいです(^^)
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ymomen at 2008-08-21 06:58
Yunkaoさん、
あ、
そうらしいです。
熱湯消毒した瓶になるべく淵までジャムを詰めて、さかさまにして冷ますと空気が抜けるとか、いいますね。
熱々のジャムはかなりの高温だから、こうすることで瓶のなかにありえる雑菌が全滅するのではないかしら?
そちらは果物が豊富なので、ジャムにしようとすればいろいろ珍しいものが作れそうですね。
スパイシーにチャッツネにしたらいいような果物のほうが多いでしょうか。
でも、よく熟れている新鮮な果物に出会えば、そのままかぶりつけるのがいちばんの贅沢だと思って、ジャムやお菓子にするのが惜しくなりませんか?
あ、
そうらしいです。
熱湯消毒した瓶になるべく淵までジャムを詰めて、さかさまにして冷ますと空気が抜けるとか、いいますね。
熱々のジャムはかなりの高温だから、こうすることで瓶のなかにありえる雑菌が全滅するのではないかしら?
そちらは果物が豊富なので、ジャムにしようとすればいろいろ珍しいものが作れそうですね。
スパイシーにチャッツネにしたらいいような果物のほうが多いでしょうか。
でも、よく熟れている新鮮な果物に出会えば、そのままかぶりつけるのがいちばんの贅沢だと思って、ジャムやお菓子にするのが惜しくなりませんか?