2007年 08月 26日
庸子さん |
この夏、帰省しました。
7月終り近い帰途、東京からサンフランシスコへ飛ぶユナイテッド機は、満席でした。
真ん中の列に座るわたしたち親子のお隣の席には、柔らかい物腰の女性が同席なさいました。
こちらは小さなこども連れですから、長いフライトでご一緒する方は、どうも、”犠牲者”というふうに、申し訳なく思ってしまいます。

優しい笑顔のその方は、折あるごとに、わたしたちに会釈してくださいます。
その方が、ウエット・ティッシュを取り出して、そのパッケージにコラーゲンと書いてあるものだから、わたしは、それをまじまじと観察してしまいました。
わたしには、興味があると、おとなという年齢にしては、ちょっと不躾なくらい我を忘れて、その興味の対象に心をうばわれるという癖があります^^;

その方は、そんなわたしに、
どうぞ、お試しになりませんか、
とおっしゃって、わたしは遠慮なく、お受けして、お喋りが始まりました。

その方は庸子さんとおっしゃって、お嬢さんは、東京中野の、鍋屋横丁にある”むさしの玉屋”という和菓子屋さんに嫁いでいらして、かわいい男の子のお孫さんがおふたりおられるということも話してくださいました。

庸子さんの最終目的地はデンバー。
同じコロラド州。
わたしの飛ぶ先は、コロラド・スプリング。
デンバーにお住いの、80歳になる叔母様をお訪ねになる旅だそうです。
長年消息を絶っていた叔母様のほうから、庸子さんを探し当ててくださったと、喜んでいらっしゃいました。
デンバーでは、何をなさるのが楽しみですか、と伺うと、
おばさんに、マッサージしてあげること、
とおっしゃいました。

長いフライトで、こどもが眠るとき、体を伸ばす余分な席はありませんから、折り重なるように仮眠するのですが、庸子さんは、うちのこどもの足をとって、ご自分の膝に乗せてくださいました。
おてんばは遠慮していましたが、眠ってしまってからは、すっかり安心して甘えておりました。
デンバーで数日お過ごしになって、サンフランシスコの叔母様のお子さんたちをお訪ねになるということです。
ご無事で旅を終えられたでしょうか。

庸子さんとはサンフランシスコの空港で、乗り換えの飛行機のゲイトでお別れしました。
通りすがりのわたしに、お嬢さんの嫁がれた、和菓子屋さんのお菓子の包みをくださいました。
それは水羊羹の詰め合わせ。
コロラドに帰るわたしにとって、これ以上の贅沢ないただきものはありませんでした。
どれも、品のいい甘さの四種類が入っています。
日本の夏の余韻を楽しませてくださいました。

この帰省では、多くの方に初めてお目にかかる機会に恵まれました。
庸子さんは、わたしたちの旅をしめくくってくださった方です。
後記
庸子さんの旅は想像どうり、楽しい実り多きものだったようです。
ブログに書かせていただくわがままを、許していただきました。
7月終り近い帰途、東京からサンフランシスコへ飛ぶユナイテッド機は、満席でした。
真ん中の列に座るわたしたち親子のお隣の席には、柔らかい物腰の女性が同席なさいました。
こちらは小さなこども連れですから、長いフライトでご一緒する方は、どうも、”犠牲者”というふうに、申し訳なく思ってしまいます。

優しい笑顔のその方は、折あるごとに、わたしたちに会釈してくださいます。
その方が、ウエット・ティッシュを取り出して、そのパッケージにコラーゲンと書いてあるものだから、わたしは、それをまじまじと観察してしまいました。
わたしには、興味があると、おとなという年齢にしては、ちょっと不躾なくらい我を忘れて、その興味の対象に心をうばわれるという癖があります^^;

その方は、そんなわたしに、
どうぞ、お試しになりませんか、
とおっしゃって、わたしは遠慮なく、お受けして、お喋りが始まりました。

その方は庸子さんとおっしゃって、お嬢さんは、東京中野の、鍋屋横丁にある”むさしの玉屋”という和菓子屋さんに嫁いでいらして、かわいい男の子のお孫さんがおふたりおられるということも話してくださいました。

庸子さんの最終目的地はデンバー。
同じコロラド州。
わたしの飛ぶ先は、コロラド・スプリング。
デンバーにお住いの、80歳になる叔母様をお訪ねになる旅だそうです。
長年消息を絶っていた叔母様のほうから、庸子さんを探し当ててくださったと、喜んでいらっしゃいました。
デンバーでは、何をなさるのが楽しみですか、と伺うと、
おばさんに、マッサージしてあげること、
とおっしゃいました。

長いフライトで、こどもが眠るとき、体を伸ばす余分な席はありませんから、折り重なるように仮眠するのですが、庸子さんは、うちのこどもの足をとって、ご自分の膝に乗せてくださいました。
おてんばは遠慮していましたが、眠ってしまってからは、すっかり安心して甘えておりました。
デンバーで数日お過ごしになって、サンフランシスコの叔母様のお子さんたちをお訪ねになるということです。
ご無事で旅を終えられたでしょうか。

庸子さんとはサンフランシスコの空港で、乗り換えの飛行機のゲイトでお別れしました。
通りすがりのわたしに、お嬢さんの嫁がれた、和菓子屋さんのお菓子の包みをくださいました。
それは水羊羹の詰め合わせ。
コロラドに帰るわたしにとって、これ以上の贅沢ないただきものはありませんでした。
どれも、品のいい甘さの四種類が入っています。
日本の夏の余韻を楽しませてくださいました。

この帰省では、多くの方に初めてお目にかかる機会に恵まれました。
庸子さんは、わたしたちの旅をしめくくってくださった方です。
後記
庸子さんの旅は想像どうり、楽しい実り多きものだったようです。
ブログに書かせていただくわがままを、許していただきました。
by ymomen
| 2007-08-26 04:59
| 思い出
|
Trackback
|
Comments(12)
しっとりとした出会いでしたね。
お話を読ませて頂いていて、心がほかほかと温かくなってきました。思いの外長いフライト、そういうなかで出会う方々との交流、、、思い出になりますね。
美味しい水ようかんとともに、思い出す出来事。。。私は、近頃そういう出会いがふえてきたように思いますが、今までなかったアンテナがブログを始めて、でてきたのでしょうか?
お話を読ませて頂いていて、心がほかほかと温かくなってきました。思いの外長いフライト、そういうなかで出会う方々との交流、、、思い出になりますね。
美味しい水ようかんとともに、思い出す出来事。。。私は、近頃そういう出会いがふえてきたように思いますが、今までなかったアンテナがブログを始めて、でてきたのでしょうか?
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
優しい笑顔で会釈、長旅が快いものになりますね。
わたしも心がけたいと思いました。
素敵な出会い、心残るものですね。
夏休みお疲れ様でした!
↓きのこの本、3分の1くらい毒キノコの事が書かれていて
それだけ気をつけなくてはいけないんだな~と思うと、
きのこ狩りできないでいます。
秋田のきのこ 市場では変わったものあまり見かけません。
しいたけ、シメジ、まいたけ、エリンギ・・・が定番です。
道の駅に行けば変わったきのこ あるようね気がしてきました。
今度探してみます!
わたしも心がけたいと思いました。
素敵な出会い、心残るものですね。
夏休みお疲れ様でした!
↓きのこの本、3分の1くらい毒キノコの事が書かれていて
それだけ気をつけなくてはいけないんだな~と思うと、
きのこ狩りできないでいます。
秋田のきのこ 市場では変わったものあまり見かけません。
しいたけ、シメジ、まいたけ、エリンギ・・・が定番です。
道の駅に行けば変わったきのこ あるようね気がしてきました。
今度探してみます!
morimamanさん、
こどもを連れての長旅では、ひとの親切がほんとうにありがたく思います。
ただでさえ、周りに気がねしいしい、というところがありますから。
アンテナ、ね。
おもしろいですね。
そんな見方もあるでしょうか。
こどもを連れての長旅では、ひとの親切がほんとうにありがたく思います。
ただでさえ、周りに気がねしいしい、というところがありますから。
アンテナ、ね。
おもしろいですね。
そんな見方もあるでしょうか。
juliaさん、
一期一会。
新しくないけど、いい言葉だと思います。
いつも忘れたくない言葉。
でも、毎日の顔を見慣れている身内では、親切心がときどき忘れているな、と思うこのごろ。
内面と外面、ということでしょうか。
身内でこそ、もうちょっと、おだやかにやっていきたいと、思うのですが。
明日もまた会う、毎日一緒にいるから、
一期一会ということばを忘れて、馴れ合いになっています。
反省。
一期一会。
新しくないけど、いい言葉だと思います。
いつも忘れたくない言葉。
でも、毎日の顔を見慣れている身内では、親切心がときどき忘れているな、と思うこのごろ。
内面と外面、ということでしょうか。
身内でこそ、もうちょっと、おだやかにやっていきたいと、思うのですが。
明日もまた会う、毎日一緒にいるから、
一期一会ということばを忘れて、馴れ合いになっています。
反省。
muuminmammanさん、
国際線では、十時間ご一緒。
お互いに不愉快に思う相手と同席すれば、長ーいものになりますよね。
わたしにとって、里帰りのいちばんの心配はフライトですから、そこの部分がラクになると、限りなくありがたいです。
きのこは、こちらだと、マッシュルームと、名前を忘れてしまったイタリアのおおきなきのこくらいしか出回っていませんが、やはり、日本のほうが種類が豊富ですね。
国際線では、十時間ご一緒。
お互いに不愉快に思う相手と同席すれば、長ーいものになりますよね。
わたしにとって、里帰りのいちばんの心配はフライトですから、そこの部分がラクになると、限りなくありがたいです。
きのこは、こちらだと、マッシュルームと、名前を忘れてしまったイタリアのおおきなきのこくらいしか出回っていませんが、やはり、日本のほうが種類が豊富ですね。
素敵なお話ですね。
きっとymomenさんだからそういう方との出会いがあるのですよ。
飛行機に乗ると色々な人と隣り合わせになりますよね。
私はしょっちゅう飛行機に乗る方だけど、あまり出会いは無いですね。一言二言話すくらい。ほとんど機内では寝てる(笑)か、本を読みふけっているせいかな。
良い出会いは人徳ですよ〜。
きっとymomenさんだからそういう方との出会いがあるのですよ。
飛行機に乗ると色々な人と隣り合わせになりますよね。
私はしょっちゅう飛行機に乗る方だけど、あまり出会いは無いですね。一言二言話すくらい。ほとんど機内では寝てる(笑)か、本を読みふけっているせいかな。
良い出会いは人徳ですよ〜。
旅に出ると、旅先での思いがけない出会いに感激しますよね。
まー、もちろん興味深く庸子さんの顔を覗き込まれていた事は、知っています。(あってるでしょう!?!?笑)
去年、成田からサンフランシスコに向かうときに、遊具室で出会った外国人が流暢な日本語で子供の接しておられて、英語よりスペイン語なら人には分かるまい!と思い子供をスペイン語で注意していました。そしたら、この方がスペイン語と英語で話して来れられて、びっくり!
結果、彼女は日本の和菓子屋さんに嫁がれた、ロス生まれのメキシコ人でした。話し込んでとっても楽しい時間を過ごしたのに、搭乗時間になりてんやわんやな中で分かれてしまいました。私より和心のあった人。私も連絡先交換しとくんだったなぁ・・・と今になって悔やまれます。
本当に、素敵な人でした。
岐阜県の和菓子屋さんで「アカネちゃん」が看板娘なお店です。
誰か知らないかなぁ・・・・。
まー、もちろん興味深く庸子さんの顔を覗き込まれていた事は、知っています。(あってるでしょう!?!?笑)
去年、成田からサンフランシスコに向かうときに、遊具室で出会った外国人が流暢な日本語で子供の接しておられて、英語よりスペイン語なら人には分かるまい!と思い子供をスペイン語で注意していました。そしたら、この方がスペイン語と英語で話して来れられて、びっくり!
結果、彼女は日本の和菓子屋さんに嫁がれた、ロス生まれのメキシコ人でした。話し込んでとっても楽しい時間を過ごしたのに、搭乗時間になりてんやわんやな中で分かれてしまいました。私より和心のあった人。私も連絡先交換しとくんだったなぁ・・・と今になって悔やまれます。
本当に、素敵な人でした。
岐阜県の和菓子屋さんで「アカネちゃん」が看板娘なお店です。
誰か知らないかなぁ・・・・。
hawaiiさん、
こどもが静かにしていないから、まわりに気を使わざるをえなくて、のことだと思います。
わたしも、こどもがいないときは、飛行機のなかで、眠ったり、本を読んだり、プライベイトの壁を作っていたものでした。
自分がそうでしたから、同席させていただく方の邪魔をしているようで、申し訳なくて。
こどもが静かにしていないから、まわりに気を使わざるをえなくて、のことだと思います。
わたしも、こどもがいないときは、飛行機のなかで、眠ったり、本を読んだり、プライベイトの壁を作っていたものでした。
自分がそうでしたから、同席させていただく方の邪魔をしているようで、申し訳なくて。
mikomikoさん、
和菓子屋さんに嫁がれた、外国の方!
そんな方が、和菓子屋さんのおかみさんだなんて、楽しいですね。
その方が、お萩なんて召し上がる姿、想像してしまいます。
エアポートのお別れは、ドラマチックなようで、慌ただしくて、ちょっとコミカルでもありますね。
思い当たります。
でしょ?
和菓子屋さんに嫁がれた、外国の方!
そんな方が、和菓子屋さんのおかみさんだなんて、楽しいですね。
その方が、お萩なんて召し上がる姿、想像してしまいます。
エアポートのお別れは、ドラマチックなようで、慌ただしくて、ちょっとコミカルでもありますね。
思い当たります。
でしょ?

