2026年 01月 04日
三度目に焼いたPfeffernusse |
わたしはしつこい。
ひとにはあっさりしているけど、たべものについては、しつこい。
ずっとこのクリスマスクッキーの存在を知っていたのに、食べたいとも焼きたいとも思わなかったのに、ひと月前に焼いてみたら、もうぞっこんなのだ。
クリスマスに缶みっつに分けてスーツケースに詰めてアトランタまで携えた。
みなにも好評だったけれど、いちばん惚れ込んだのはわたしである。
日に日にスパイス、モラセス、蜂蜜がなじみあって熟成し、旨味が増していく。
空になった缶は厳選したのに、ジョリッサは缶には興味がないから捨てるというから、コロラドまで持ち帰った。
こどもたちがスリフトストアで買ったジャージやセーターでスーツケースはいっぱいだったけど、なにもかも詰めて無理矢理ジッパーを閉じて帰ってきた。
帰宅してから再び焼いた。
三度目は小麦粉を、ライ麦粉と全粒粉を半々にし、卵をふたつにした。
スパイスを増やした。
焼きあがったクッキーに粉糖ではなく、ココアにくぐらせた。
だから見た目はチョコレートトリフのようだ。
口当たりは甘くないが、齧ったとたんに濃厚な甘さとスパイスが醸す風味を味わうことになる。
ココアの渇きと苦みが万人受けしないが、わたしは好きだ。
夫さえも苦すぎるというから、このうえから粉糖をくぐらせたのも作った。
濃い珈琲にあう。
個人的好みでは、スパイスで舌がいくぶん痺れるほどで、ココアの苦みもしっかりあるのがいい。
デイツや羊羹のひと切れを味わうような濃厚さがある。
一度のレシピで特大クッキーシートで5枚分焼けるから、冷蔵か冷凍保存して、少量を缶などに移して常温で備えておく。
だけどわたしはこれほどに気に入っているから、ひとにも食べさせたくて、きっとまたすぐになくなるのだ。
ところで日本のともだちと話していたら、日本で菓子を贈る場合、自家製のものはそれほどにありがたがられないと聞いた。
名の知れた、ある程度高価なものでないと喜ばれない、というのはほんとうか。
わびしいことのように思うのは、習慣の異なりだろうか。
年が明けてもこうしてわたしはクリスマスを引きずっている。
by ymomen
| 2026-01-04 02:03
| お菓子
|
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Comments(6)
こんにちは、クリスマスの食べものを「引きずっている」仲間です。
ココア!クッキーがココアをまとっているのは、なかなか斬新なアイディアですね。材料再度確認させてもらい、再現してみたい気持ちが、ムクムク湧いてきました。
ココア!クッキーがココアをまとっているのは、なかなか斬新なアイディアですね。材料再度確認させてもらい、再現してみたい気持ちが、ムクムク湧いてきました。
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手作り自体遠慮されること確かにあります。
料理研究家に手作り菓子を持ってくる生徒さんがいて、
先生が私に押し付けられることしばしば。
プロ、デパートで買ったものならなにかあったら
責任を問えるけど、素人だと責任をとえないから
断ると秋ぐらいにご近所さんらと話題になりました。
料理研究家に手作り菓子を持ってくる生徒さんがいて、
先生が私に押し付けられることしばしば。
プロ、デパートで買ったものならなにかあったら
責任を問えるけど、素人だと責任をとえないから
断ると秋ぐらいにご近所さんらと話題になりました。
momenさん、おはようございます。
このクッキー、とても気に入ったのですね。 ココアパウダーをまぶしたら ほんと、生チョコのように見えます。
私が子育てしていた時には 子供達が低学年の頃、誕生日やバレンタインにクッキーやカップケーキを学校に持って行ってクラスの子で分けて食べてもらえたのに、いつの間にか 手作りではなく、一つ一つラップされた既製品のお菓子だけが受け入れられるようになりましたよね。 これもアレルギー体質の子供もアレルギー自体も増えたのが背景にあるのでしょうか? きっとソーニャさんが上でおっしゃっているのも理由なのかと思いますが。。。
この間のクリスマスにお向かいさんが焼いた手作りクッキーを持って来てくれました。 私は手間をかけて作ってくれたのが嬉しかったから今年は焼いて贈ろうかと思っていたところでした。
このクッキー、とても気に入ったのですね。 ココアパウダーをまぶしたら ほんと、生チョコのように見えます。
私が子育てしていた時には 子供達が低学年の頃、誕生日やバレンタインにクッキーやカップケーキを学校に持って行ってクラスの子で分けて食べてもらえたのに、いつの間にか 手作りではなく、一つ一つラップされた既製品のお菓子だけが受け入れられるようになりましたよね。 これもアレルギー体質の子供もアレルギー自体も増えたのが背景にあるのでしょうか? きっとソーニャさんが上でおっしゃっているのも理由なのかと思いますが。。。
この間のクリスマスにお向かいさんが焼いた手作りクッキーを持って来てくれました。 私は手間をかけて作ってくれたのが嬉しかったから今年は焼いて贈ろうかと思っていたところでした。
> petapeta_adeliaeさん
差し上げる相手にもよるのでしょうね。
日本では外食先で残したものを持ち帰るのもいけないのですよね。
こちらでは大概のところではそれが許されています。
訴訟の頻繁なアメリカで、そういうのが寛容なのもちょっと不思議なんですが。
クリスマスなどには、親しい仲では、自家製菓子をお分けする慣習がいまもあります。
差し上げる相手にもよるのでしょうね。
日本では外食先で残したものを持ち帰るのもいけないのですよね。
こちらでは大概のところではそれが許されています。
訴訟の頻繁なアメリカで、そういうのが寛容なのもちょっと不思議なんですが。
クリスマスなどには、親しい仲では、自家製菓子をお分けする慣習がいまもあります。
> Ziggyusさん
おはようございます。
そうなんです。
もう、ぞっこん、です。
わたしのこどもたちの時代も、誕生日には自家製ケーキを持って行ったりしていました。
アレルギーもあるでしょうけれど、それからCOVID騒ぎがあったこともあるでしょうか。
知らない人からは、信用できない背景では、むやみに食べ物を受け取れませんね。
でも信用できる間柄であれば、そういうものをやりとりするのは愉しいことだと思います。
そういう間柄のひとがいるということ、かけがえのないことなんですね。
おはようございます。
そうなんです。
もう、ぞっこん、です。
わたしのこどもたちの時代も、誕生日には自家製ケーキを持って行ったりしていました。
アレルギーもあるでしょうけれど、それからCOVID騒ぎがあったこともあるでしょうか。
知らない人からは、信用できない背景では、むやみに食べ物を受け取れませんね。
でも信用できる間柄であれば、そういうものをやりとりするのは愉しいことだと思います。
そういう間柄のひとがいるということ、かけがえのないことなんですね。



