2025年 10月 14日
オートミールチョコレートチップクッキーの使い |
先週ジムで、あるチャリティー団体への寄付をマネージャーのケイトリンから頼まれてから、困っていた。
わたしを呼び止めてまで頼んだのには訳がある。
彼女はわたしが入会して以来馴染んでいて、その団体にわたしが長く関わっていたのを知っているから、無理もない。
その団体内部での汚職を耳にするようになり、そこに携わる人のなかに夫がかつて所有していたアパートメントの家賃を数か月踏み倒して逃げた者もいて、裁判沙汰に及んだ。
彼女は夫とわたしが夫婦であることを知らずに、ある夜レストランで偶然出会ったときに、凍った彼女の表情を忘れない。
さらにはその団体の方向性がずれてきている印象がある。
チャリティーという傘の下でいかがわしいことが見過ごされているのが我慢できない。
ジムで働く皆は若く、そんなことを知らず、ただそのチャリティーが良性のものと信じているので、自身の主観で彼らの善行を曇らせるわけにはいかない。
理由の詳細を言えば、水を差すことになるだろう。
どうやって断ろうかと気に病んでいた。
時折、焼き菓子を差し入れするが、今回もそうしようと思った。
しばらく途絶えていたし、彼らの好むクッキーを焼いて渡すときに、わたしなりの理由で、この団体への寄付はできない、と言えばわかってくれると思う。
政治についていくらかわたしが気難しいのを承知している、というような言葉を彼らの幾人が漏らしたことがある。
皮肉でも蔑みでもなく聞こえたから流した。
だから、わかってくれると思う。
使いに出す菓子はそのときによっていろいろあるが、オートミールチョコレートクッキーはかなり前に、彼らのために一度焼いてレシピを乞われたほどに好まれた。
今回は、生地を作り、ラップを敷いたタッパウエアに詰め、解凍を待たずに切り分けて焼いた。
大雑把でぼってりと大きい。
彼らへの好意はわかってもらっているはずである。
かつて共感していた団体が変わっていくのは残念である。
こどもが産まれるまで、数年ヴォランティアに通ったのだ。
そういう団体の蝕みを指摘しないでいるのもまた恥ではないか。
by ymomen
| 2025-10-14 00:14
| お菓子
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Comments(2)
momenさん、こんにちは!
チャリティーというのは今や道端で物乞い(お金乞い?)をしている人を分別するくらい難しくなったと私も思います。
本当に困っている人に手を差し伸べるのは大賛成でも、今や高級車で道端に送迎してもらうような、まるで物乞いするのが仕事のようなグループもいて、いつしかなんでも、だれでも信用できなくなってしまっています。
地震やハリケーン被害への寄付でも同じく、それで金儲けをしようとする輩も結構いるのが悲しいところだと思います。
NPOといえども、それが名の知れた大きな団体でも どれだけの寄付金がその目的のために使われているかというと、知れば知るほど心が荒む気がして、とにかくしっかりその団体の表の顔だけでなく、中の内訳もしっかり調べて 逆に悪に手助けをしないように気を付けないといけないなあと思うようになりました。
momenさんのクッキーはきっと喜ばれるだろうし、お気持ちを理解されると思いますよ。
チャリティーというのは今や道端で物乞い(お金乞い?)をしている人を分別するくらい難しくなったと私も思います。
本当に困っている人に手を差し伸べるのは大賛成でも、今や高級車で道端に送迎してもらうような、まるで物乞いするのが仕事のようなグループもいて、いつしかなんでも、だれでも信用できなくなってしまっています。
地震やハリケーン被害への寄付でも同じく、それで金儲けをしようとする輩も結構いるのが悲しいところだと思います。
NPOといえども、それが名の知れた大きな団体でも どれだけの寄付金がその目的のために使われているかというと、知れば知るほど心が荒む気がして、とにかくしっかりその団体の表の顔だけでなく、中の内訳もしっかり調べて 逆に悪に手助けをしないように気を付けないといけないなあと思うようになりました。
momenさんのクッキーはきっと喜ばれるだろうし、お気持ちを理解されると思いますよ。
1
ziggyさん
チャリティーもビジネスで、運営資金は必要でも、その裏がどうなっているのか、どこと繋がっているのか、と疑うようになったことが煩わしいです。
non-profit、というビジネスも増えてきているように感じています。
個人でやっていることは明瞭でも、ひとが複数になり、大きくなればなるほど不明瞭になるようでもあるし。
ひとは集えば良いことも悪いことも大きなことができるけれど、どっちになるのかわからない。
クッキー、喜んでもらえました。
良かったです。
チャリティーもビジネスで、運営資金は必要でも、その裏がどうなっているのか、どこと繋がっているのか、と疑うようになったことが煩わしいです。
non-profit、というビジネスも増えてきているように感じています。
個人でやっていることは明瞭でも、ひとが複数になり、大きくなればなるほど不明瞭になるようでもあるし。
ひとは集えば良いことも悪いことも大きなことができるけれど、どっちになるのかわからない。
クッキー、喜んでもらえました。
良かったです。





