干し芋ならぬ干し南瓜

干し芋のように干し南瓜を作った。

芋よりも水分が多いので、同様に作ると水分が残ったが、食べるときに凍ったのを幾切れ電子レンジで温めると水分が適度に飛ぶので問題ない。

四つ割にしてインスタポットで蒸かし、厚く切り、低温のオヴンで１時間半乾燥焼きした。

すっかり冷めたら、ジップロック小分けにして冷凍する。

茶菓子として食べる。

珈琲にもあう。

ひとには体裁のいい焼き菓子をさしあげるが、自分はこういうものを食べている。

同時にまた紫芋でも作った。

Hマートで、紫芋を見つくろっていて、野菜を箱から出しているメキシコ人らしき若者に、どういうのがいいの、と話しかけたら、にこりともしないで、ころっとした丸みのあるものをひとつづつ選りすぐってわたしに手渡した。

自分で選んだのを空にして、彼がわたしてくれるものに詰め替えた。

お礼を言っても無表情だった。

大根を選んでから、また彼の近くを通り過ぎるとき、再度お礼を言っても同僚とスペイン語で話をしていてわたしに気づかなかった。