2025年 04月 12日
ポップコーンの樹 |
裏庭のさくらんぼ、プラム、クラブアップルの花が咲いた。
白くて小さくはじけて枝先にくっついているのがポップコーンみたいだ。
いつも食べ物の事ばかり考えているから、そう見えるのか、視力が衰えているからか。
おもてにわたしが植えなかったムスカリの花がみっつ、間違えたみたいに咲いている。
向かいの少年が拾い忘れた薄汚れた野球に寄り添うみたいに咲いている。
となりのいじわるばあさんの庭から飛んできた種がここに居ついたのだ。
荒れて手入れの届かないところに蒲公英と並んで咲いている。
あのばあさん、ほんとはわたしに好意があるんじゃないのかなあ、と思わせる。
彼女のせつない本音のように思えてくる。
ムスカリという名前を知ったのも近年のことで、英語ではGrape hyacinthというのはたったいま検索して知った。
花が葡萄の房に見えるからだそうだ。
日本における花言葉は”寛大な愛””明るい未来””通じ合う心”
海外では”絶望””失望””悲嘆””憂鬱”
ひどいなあ。
6万年前のむかし、ネアンデルタール人は埋葬時にムスカリの花を供えたそうだ。
でもむかしむかし、死というものはいまほどに悲しいものだとはとらえられなかったという説もある。
散歩から帰ってきたら、遠目に隣でオレンジ色が跳ねている。
ハナちゃんもノアも成人して、使われなくなったトランポリンにオレンジ色のシャツを着たアロンがジャンプを繰り返している。
引退して家にいるようになったアロンは、こうやって運動しているんだろう。
ちょっと体をくねらせてみたり、愉しそうに飛んでいる。
声をかけようと、にやにやして歩くうち、わたしの姿に気がついたアロンは跳ねるのをやめて家に入ってしまった。
わたしに見られて恥ずかしかったのかもしれない。
そう思ったら、ますますこんどは必ず捕まえて声をかけたいと思う。
運動不足の夫も跳ねさせてもらいたい。
60歳を過ぎたアロンと夫がふたりでトランポリンで跳ねていたら、どんなに愉快な光景だろう。
by ymomen
| 2025-04-12 00:08
| アメリカの季節 春
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Comments(2)
momenさん、こんにちは!
ああ、春の景色ですね~。 実を付ける木ってお花が咲くとすごく良い香りがするんですよね。
"ムスカリ”は初めて耳にしましたが、ヒヤシンスの一種なんですね。 種が飛んできてこうやって咲いてくれるとなんだか得した気分になります。
日本と海外の花言葉がちょっと違うというのも知りませんでした。
ああ、春の景色ですね~。 実を付ける木ってお花が咲くとすごく良い香りがするんですよね。
"ムスカリ”は初めて耳にしましたが、ヒヤシンスの一種なんですね。 種が飛んできてこうやって咲いてくれるとなんだか得した気分になります。
日本と海外の花言葉がちょっと違うというのも知りませんでした。
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ziggyさん
おはようございます。
ほのかな甘酸っぱい匂いです。
神秘です。
ムスカリなんて妙な名前だと思いました。
痒くなるような語感と思いました。
ムスク、麝香が語源なんだそうですよ。
花言葉は誰がつけるのでしょうね。
そんなむかしから、死者に花を手向けるという観念があったのもまた神秘です。
おはようございます。
ほのかな甘酸っぱい匂いです。
神秘です。
ムスカリなんて妙な名前だと思いました。
痒くなるような語感と思いました。
ムスク、麝香が語源なんだそうですよ。
花言葉は誰がつけるのでしょうね。
そんなむかしから、死者に花を手向けるという観念があったのもまた神秘です。




