2024年 12月 30日
眠 |

あどけなく安らかな様子に溜息がでた。
昼間あきらに泣かされて大人げなく怒っても、寝顔を見るとそんな尖りはたちまち溶解した。
みあもあきらも離れて暮らすようになって、寝顔を見ることは稀になった。
この写真は最後にみあと帰国したときに撮った。
朝の光に気づかない。
こどもの寝顔を見るのは親の特権。
ときにはどちらが親かというようなことを発言するようになって、それもまた頼もしいと思う。
それでも寝顔はまだ幼いままで、ほっとする。
閉じたまぶたの下の瞳には、きれいなものばかりを見ていてほしいけれど、ひととして生きていくには灰色の現実も見なければ耐えられない。
無防備で清らかであどけない寝顔を、いずれわたしに代わって見守るのは誰だろう。
誰が毎晩みあのあきらの寝顔の隣に眠ることになるのか。
よいひとと巡り会いますように。
東京時代、兄の結婚式に両親が上京し、わたしの狭いアパートに泊まった。
披露宴にほど近いホテルに滞在するのが彼らには快適ではないかと気をまわしたが、年上のともだちは、そんなところよりも娘のアパートに泊まりたいに決まっていると助言してくれた。
朝、目が覚めたら、二人揃ってわたしの寝顔を見つめていたのに戸惑った。
当時のわたしはいまのみあよりも少し若い。
いま、あのころの両親の気持ちがわかる。
母の一周忌に。
by ymomen
| 2024-12-30 02:50
| こども
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Comments(7)
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
momenさん、こんにちは。
寝顔って大人になっても無防備で幼く見えますよね。私も子供達が小さかった頃、寝顔を見ながら叱った事を反省したりという事を思い出します。
momenさんのご両親も momenさんの寝顔を眺めてどんな事を思っていたんでしょうね。微笑ましいお話。。。
寝顔って大人になっても無防備で幼く見えますよね。私も子供達が小さかった頃、寝顔を見ながら叱った事を反省したりという事を思い出します。
momenさんのご両親も momenさんの寝顔を眺めてどんな事を思っていたんでしょうね。微笑ましいお話。。。
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
鍵さん
両親の慈しみを受けた幸いを知っていたつもりでも、親になってやっとわかることもあります。
清いものも濁ったものも見て、こどもたちが眩しいばかりです。
いつもお優しいお言葉をありがとうございます。
ymomen, momen,もめん、木綿、どうお呼びになってもかまいません。
ブログのタイトルやネームを考えたとき、凝った名前はいやでした。
ふつうの、どこにでもあるようなもの、特別注文の必要のない、木綿豆腐の木綿、正体そのもの、というあり方を理想とする思いからそう名付けました。
両親の慈しみを受けた幸いを知っていたつもりでも、親になってやっとわかることもあります。
清いものも濁ったものも見て、こどもたちが眩しいばかりです。
いつもお優しいお言葉をありがとうございます。
ymomen, momen,もめん、木綿、どうお呼びになってもかまいません。
ブログのタイトルやネームを考えたとき、凝った名前はいやでした。
ふつうの、どこにでもあるようなもの、特別注文の必要のない、木綿豆腐の木綿、正体そのもの、というあり方を理想とする思いからそう名付けました。
ziggyさん
おとなになったお子さんたちの寝顔、ご覧になりますか。
お孫さんたちの寝顔もさぞ愛らしいことでしょう。
誰も眠っているときには悪だくみしていないから、邪気のない優しい顔になるのでしょうか :)
昇天した両親もわたしの寝顔を見に降りてくるでしょうか。
おとなになったお子さんたちの寝顔、ご覧になりますか。
お孫さんたちの寝顔もさぞ愛らしいことでしょう。
誰も眠っているときには悪だくみしていないから、邪気のない優しい顔になるのでしょうか :)
昇天した両親もわたしの寝顔を見に降りてくるでしょうか。
オイカワさんのブログを拝読して、すでにお目にかかったような錯覚さえあります。
ここから数時間のところにいらっしゃるときには、なおさらそんな気もします。
オイカワさんも奥様も、良い年越しをなさってください。
どうぞこれからもよろしくご指導ください。
ここから数時間のところにいらっしゃるときには、なおさらそんな気もします。
オイカワさんも奥様も、良い年越しをなさってください。
どうぞこれからもよろしくご指導ください。

