2024年 06月 09日
Toad |
先日遭遇した蛙のことをゲイルに話したら、frogなのか、それともtoadなのかと訊かれて、どっちも蛙でしょう、どう違うの、と訊いたら、表面がつるっとしているのはfrogで、でこぼこ(ゲイルはbumpy、と言った)しているのがtoadなのだそうだ。
ならば、うちにいたのはtoad。
トードと発音する。
調べたら、ガマ蛙のことだとわかった。
ゲイルが育った農家でガマ蛙に出くわすのは珍しくなかったそうだ。
犬猫がたくさんいて、ガマ蛙は大きいからちょっかいを出すのではないかと尋ねたら、最初はそうだけど、食いつくなりガマ蛙の発する毒のせいでを泡を吹くから近寄らないようになる、ということだ。
こういうことをゲイルは必ず知っている。
ハリウッドのゴシップを知っているより、ずっと感心する。
先日の遭遇のあと、どこに行ったのか、どこかに住処が見つかればいいと思っていた矢先、花に水やりをしていたら、鉢のひとつにいた。
きのうは土の上に鎮座していて、今朝は土のなかに潜って頭だけ出していた。
水をかけてやったら、のどをひくひく動かしていた。
家の裏の向こう側は開発途上中で、埋め立てたところに池ほどの水たまりがあって、雨が降ると水かさを増して夜になると蛙の鳴き声が聞こえて、こんな乾いた砂漠なようなところに場違いみたいだ。
灼熱の陽は地上の水分をどんどん蒸発させて、蛙の鳴き声が途絶えて、どこかへ隠れるようだ。
開発地とこちら側を分けるアスファルトの道路には、横断し損ねた蛙がタイヤに押しつぶされて魚の干物みたいに太陽に燻されているのが痛々しい。
毎朝窓際に残る蛾を掃除機で吸い取っている。
はやくいなくなってほしい。
眠っているのかじっとしているのを吸うのはかんたんだが、じたばたと逃げ回るのを追うこともある。
ゆくゆくはわたしの掃除機が吸うのに、なかなか観念しないのにいらいらしながら、夫とチェスで対戦するときのわたしの”王”みたいでもある。
追い詰められて、もう行き場がないのに、おろおろするのにそっくりで、ちょっと同情する。
by ymomen
| 2024-06-09 00:36
| アメリカの季節 夏
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