2024年 05月 13日
スカート |
昨年帰国した際、女性がスカートやドレスを着ているのを見て、いいなあと思った。
花が咲いているようでもあり、女性であることの気持ちのゆとりを感じた。
日本には、アメリカに比べると総体的にフェミニンな優しさがあると思う。
女性の権利を叫び続けているアメリカでは、女性の装いは男性的あるいは中性的、でなければ、肉体をほとんど露わにするか、布に一応覆われていても肉感的で、どこに視線を定めればいいのか戸惑うほどで、どちらにしても攻撃的で、はんなりした女らしさに欠けている。
ニューヨークなどの都会は知らないが、わたしの住むあたりでは女性もジーンズやパンツ姿でいるのが圧倒数を占めていて、わたしもそうなのだ。
暮らしに合っているからだけど、十数年前、わたしもスカートの類を着ていたから、持っている。
毎年夏のドレスやスカートを出しても、まったく着ないで終わるのが常である。
昨今、おんなが、おとこが、というと煙たがれるけれど、女性がスカートを装う姿は、美しい。
バレエの舞台衣装みたいなチュールがスカートになっているのは好きじゃないけど。
少女もこのあたりではパンツ姿が主流のようだ。
わたしの少女時代はスカートやワンピースを着るほうが頻繁だった。
おんなのこ、とか、少女、というと、やはりスカートやドレスを着ていて欲しい。
みあが小さかったころの定番のひとつはオーバーオールで、それも可愛いかったけれど、ふんわりしたドレスを着て、おかっぱの髪が揺れて、頬が上気して、丸い膝小僧、にぷっくりした腕が伸びているのは妖精のように愛くるしかった。
みあのドレスを、次に妊娠したら、その子にも着せようととっておいたけれど、あきらが生まれてその意味ではちょっとがっかりしたが、息子を授かる幸せも授かったわたしは幸運である。
木綿、麻、絹、の長いスカート。
歳をとると、足もあんまり見せたくなくて、膝などは特にみっともない。
足を後ろから鏡に映せば、太い川みたいな血管が浮き出ていたりもするから、露わにするのははばかれる。
母もスカートばかり着ていた。
パンツなんて(あのころは、ズボンと呼んでいた)、真冬くらいだった。
しばらくぶりに着てみると、もうちょっとだけ丈が長いほうがいいというものの裾をといてぎりぎりに伸ばしたり、そんな生地の余裕がない場合は、似た布かレースで足したりしている。
ドライクリーニングの表示がある麻を洗って縮んだ結果、裏布が覗くこともあって、なんとか丈を伸ばす工夫をする。
ジーンズばかりに慣れていると、スカートは足がすーすーして頼りない気がする。
レギングをあわせて、その不安を解消してみる。
この夏こそ、スカートやドレスを着るのだ。
一枚でストンと着れるドレスなんて涼しくて夏にいい。
さらりと風通しのいい麻なんて、特にいいのだ。
毎夏出しても袖を通さなかったものをすべて洗った。
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昨夜アヴァランチはミネソタに負けた。
今夜はナゲッツ。
by ymomen
| 2024-05-13 01:08
| 装い
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