2024年 02月 11日
雪の降る夜 |
夫は留守。
ここ数年はラス・ヴェガスに住むブライアンをスーパーボウルの週末に訪ねている。
ブライアンの顔見知りのカジノで大スクリーンで観戦するのがしきたりだが、今年はヴェガスでスーパーボウルが行われる。
夫がヴェガスに到着してから、チケットを入手した。
ふたりともスーパーボウルをその場で観戦するのは初めてだからよほど嬉しいようだ。
ブラッドが一緒にいるつもりでこの週末を過ごして弔うのだ。
ブラッドもブライアンもわたしたちの息子でもある。
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一日中湿った雪が降る。
ジムに行って、犬の夕食の世話をして、シーツ交換、洗濯。
シャワーを浴びながら、今晩はどうして過ごそうかと考えた。
酔っぱらってみようと思いついた。
ふだん飲酒しない。
飲めないこともないが、飲みたいと思わない。
飲んでも二杯が限界で、それを過ぎると頭痛がする。
最後に酒に酔ったのはいつだったかも、どんなだったかも覚えてないから、酔ってみようと思った。
悲しくなるのはこわかった。
マッサージ機にかかりながら、本を読みながら、ワイン。
グラス一杯目でちょっとふわふわする。
Spotifyで好きな曲をランダムにかけていると、詩があると本を読むのに混乱してわからなくなった。
クラシックのみにする。
吉田兄弟の三味線は日本人の血が騒ぐのか、心乱れるので、いけない。
ジョセフィン・ベーカーはフランス語で歌っているから何を歌っているのかちっともわからないから、本を読んでも気にならないかというと、わからないから何を歌っているのか知りたくて気が散る。
階下の洗濯室に勢いよく降りて、洗濯物を干して、だだっと元気よく駆け上がると一気に酔いがまわったみたい。
二杯目。
読みかけの藤沢周平氏の“竹光始末”
しょぼくれているようでも憎めない浪人や職人の男の話を読む。
日本の時代物を読むときは日本酒を呑むのがよかったかもしれないと後悔。
日本酒もあったのに。
型抜きクッキーを食べたくなって、おもむろに生地を作る。
平たく延して一晩冷蔵庫で寝かさないと型抜きできないから、明日まで食べられない。
マカロニサラダと稲荷ずしも食べたくなった。
マカロニサラダにはハムを、稲荷ずしには油揚げを解凍しないと作れないからいますぐに料理できない。
だからどっちも食べられない。
そういう自分を記録しておこうとパソコンを開く。
書くいるうちに頭が痛くなってきた。
頭が痛いとなにも食べたくない。
いまSpotyfyで何を聴いているかというと、クイーンとデヴィッド・ボウイが共演した"Under Pressure"
フレディ・マーキュレイもボウイももういない。
きょうジムでプリンスのアルバム”Purple Rain"を初めからお終いまで聴きながらステアマスターに乗ったら、前日にじゃがいもを食べるくらいに元気が出て30分軽々とこなした。
プリンスもすでに逝ってしまった。
頭通がひどくなってきたのでもう寝る。
酔っぱらうのはあんまりおもしろくないことがわかった。
いま聴いているのは、The Cars "Drive"
これも大好きな歌だけど、リック・オケイシックとこのミュージック・ヴィデオに出ていた恋人のポーラが破局したというのが悲しい。
どんな恋もいつかは壊れるのだろうか。
ああ、リック・オケイシックもいない。
わたしが好んで聴いているアーティストの多くが昇天してしまっていることに気がついた。
そしてその次の曲にも思い入れがあって書きたくなるのは、きりがないし、このひとももうこの世にいないと気がついて悲しくなる。
それはやっぱりわたしが酔っぱらっているからだと思うから、もう歯を磨いて寝る。
by ymomen
| 2024-02-11 14:54
| アメリカの季節 冬
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