2023年 09月 06日
鈴虫 |
鈴虫が啼いている。
金曜日の夜から、ずっと家のなかで啼いている。
愉しませてくれている。
きょうはもう火曜日だ。
こちらはいつまでいてもらってもいいけれど、鈴虫にしたら、ヒトの家のなかに迷い込んで困惑しているだけなのかもしれないと気がついた。
好んでここにいるわけではなかろう。
天井にいるのを見つけた。
外に帰してやりたいが、届かない。
どうやって外に出れるかと、途方に暮れているのか。
蚊が侵入してくるのは困るが、窓やドアを開けて、出てお行きと言ってみても、天井から動かない。
お腹を空かせているだろうし、仲間のいる草地に帰りたいだろう。
検索したら、鈴虫は昆虫やミミズの死骸を食べ、成虫の寿命は1-2か月とある。
涼し気な鈴虫の音を愛でていたが、いまはそれが悲しくて啼いているように聞こえる。
オウチニカエリタイ
と啼いている。
たった二か月しかない命なのに、ここに囚われているのが不憫である。
by ymomen
| 2023-09-06 01:07
| アメリカの季節 夏
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