2023年 04月 07日
一期一会、わたしの日本 |
隣町にお住まいで、いつかはお会いしたいmeek6768さんが、すてきなYoutubeクリップを紹介くださった。
1987年から1989年にかけて日本で放送された一連のコカ・コーラのテレビコマーシャル。
観た覚えがなかったのは、わたしが渡米したのが1987年だからだ。
だから、わたしにとっての日本は、ある意味でその時点で止まっている。
それ以来の日本は、帰国するたびに、自分の生まれ育った国でありながら、"フシギノクニ”になっていく。
アメリカでは日本国籍の外国人でありながら、日本に帰ればもうそこには住所のなくなった存在。
わたしの知っている日本は、ここで観るCMの日本に近い。
懐かしい、愛おしいものが、たくさんたくさん込められている。
日本に生まれ育ったありがたみを再確認する。
コカ・コーラという、これ以上アメリカらしい商品はないというもののコマーシャルなのに、画像はいかにも日本なのがうれしい。
アメリカにも、誰にも媚びていない。
日本人らしく、日本人である。
白無垢の花嫁、正月の和服姿、学生服の中学生、浴衣姿の力士、舞妓、サラリーマン、OL,連れ立って下校する小学生、
海水浴、スイカ割、帰省する孫と祖父母、地方の駅のホーム、神社参り、夏祭り、運動会。
コマーシャルは違う歌い手とヴァージョンがいくつもあって、それぞれの画像も違う。
どれにも、日本と日本人の美しさが凝縮している。
スポーツ編、正月編、オフィス編、夏休み編、京都編、自動販売機編などいくつもあって、どれも編集がすばらしい。
観ても観ても、まだ観ていたい。
これらのコマーシャルをいまアメリカで再放送したら、日本への観光客がうんと増えるに違いない。
30年前の画像だけど、当時の日本と今の日本は、すっかり全く変わってしまっただろうか。
演出の伴う商業用ビデオだとわかっているけれど、その場面もそのときを精一杯生きている、楽しんでいる、これもまた一期一会の精神ではないかと思う。
なにも厳かに静かに正座して思わなくとも、こういう一期一会もある。
つい先日のWBCの日本の勝利を観たときも、そういう精神を感じた。
80年代の終わりの日本は経済的にも高成長を遂げていて、わたしが渡米したとき、ここには日本人学生も、日本企業進出も多かった。
日本中が浮かれていた時期だという表現も聞く。
勤勉な日本人が働いて昇りつめたいくつめかの山の頂点にいたのだろう。
過渡期を経て、またいつか新しい山の頂点に達する日が来ると信じている。
このビデオは、meekさんの以下の投稿内にあるYoutubeでご覧いただける。
あまりにもすばらしいので、夫、美亜、あきらにもテキストで送信した。
わたしの日本をもっと知ってもらいたくて。
(meekさんの記事では、お手製のしましまソックスが最高にかわいらしくて、まずそちらに心を奪われた)
by ymomen
| 2023-04-07 23:09
| 特別なもの
|
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Comments(6)
もめんさん、ブログのご紹介までしていただきありがとうございました。
私も毎日、何度も見てしまいます。 あのおばあさんがお辞儀をすると、画面のこちらでついお辞儀返しをしてしまう(笑) 心のこもった、あのお辞儀にほろりとしてしまう。
昭和の青春がぎっしりと詰まったCMですよね。 日本人で良かった、あの時代に学生で良かったとつくづく思います。
私も毎日、何度も見てしまいます。 あのおばあさんがお辞儀をすると、画面のこちらでついお辞儀返しをしてしまう(笑) 心のこもった、あのお辞儀にほろりとしてしまう。
昭和の青春がぎっしりと詰まったCMですよね。 日本人で良かった、あの時代に学生で良かったとつくづく思います。
1
> meek6768さん
わたしのほうこそ、ありがとうございます。
あのおばあさんのお辞儀にお辞儀なさる気持ち、わかります。
WBCで日本の選手がそれぞれメダルを首にかけてもらうとき、まずお辞儀する選手がたくさんいて、いいなあ、と思いました。
わたしは昭和しか知らなくて、渡米したとたん、平成、そして令和を変わってしまった。こどものころ、大正を超えて明治生まれの祖父母と暮らして、たいそうむかしのひとだと思っていたけれど、いまのわたしがそういう存在になったみたいです。
ほんとうに、いずれ会ってくださいね。
わたしのほうこそ、ありがとうございます。
あのおばあさんのお辞儀にお辞儀なさる気持ち、わかります。
WBCで日本の選手がそれぞれメダルを首にかけてもらうとき、まずお辞儀する選手がたくさんいて、いいなあ、と思いました。
わたしは昭和しか知らなくて、渡米したとたん、平成、そして令和を変わってしまった。こどものころ、大正を超えて明治生まれの祖父母と暮らして、たいそうむかしのひとだと思っていたけれど、いまのわたしがそういう存在になったみたいです。
ほんとうに、いずれ会ってくださいね。
鍵さま
:)
:)
> tanatali3さん
あの当時は、若かったせいか、そういう時代だということに気がついていませんでした。
経済的に潤えば、精神にもゆとりができるのでしょうが、ひとが何を身に着けていたとかいう物質的なことよりも、あんなコマーシャルが制作されたという環境があったのですよね。
あの当時は、若かったせいか、そういう時代だということに気がついていませんでした。
経済的に潤えば、精神にもゆとりができるのでしょうが、ひとが何を身に着けていたとかいう物質的なことよりも、あんなコマーシャルが制作されたという環境があったのですよね。
素敵です





