2023年 01月 25日
カリフラワーとマスタードシードの炒めもの |
全く地味な姿で、なんということはなさそうなカリフラワーの一品ながら、これを食べた、とくに料理をするひとはどうやって作ったの、と訊く。
ニュージャージーからフロリダに引退したルー叔父は、マフィアのヒットマンだと一度ならず間違われたひとで、映画ゴッドファーザーのなかのマフィアよろしく料理もうまい。
下の写真はまだみあが幼かったころのもので、ルー叔父はお洒落でいつもジャケットを誂えさせていたから、こうして見るといかにもニュージャージーのイタリア系マフィアの趣味かもしれない。
叔父はそれはやさしくて、料理上手だ。
その叔父がいつかうちに寄ったとき、このカリフラワーを一口食べて、これ、どうやったの、と訊いた。
ルー叔父とは妹にあたるアリス叔母も、うちでこれを食べてから、カリフラワーを料理するときはこれに限ると、うちで買い置きしていたマスタードシードを持ち帰った。
アリス叔母は、どこに旅行しても気に入った食べものはそれが食べのこしでも、乾きものでなくても、スーツケースに入れても移動するひとだ。
フロリダの義母のところでクリスマスに親族が集まったとき、こどもたちがみな小さかったからジンジャーブレッドクッキーを焼くというので、ニュージャージーの自宅でこねた生地を平たくしたのをラップに包んだのが、スーツケースの洋服の間から出てきたときは、おかしかった。
ほとんどの場合、アメリカではカリフラワーを茹でてふにゃふにゃにしてしまって、味気ないものにしてしまう。
これは、かりかりと歯ごたえがあり、カリフラワーのかすかな辛みも残るのに、マスタードシードのぷちぷちとしっかりした辛みと苦みがあいまって、胃がすっきりするようなおいしさだ。
カリフラワーとキャベツは同族だから、そうなのかもしれない。
熱した大きなフライパンにアボカドオイルをひいて、マスタードシードを入れ、種がぴちぴちはぜ始めたら、小分けに房をわけておいたカリフラワーを加えてひたすら炒める。海塩と黒胡椒で味を調える。カリフラワーがこんがりところどころきつね色になったらいい。歯ごたえが残るところで火を止める。
カレー粉で風味をつけるのも好きだ。
肉、魚料理のどちらにもあう。
by ymomen
| 2023-01-25 08:28
| 食
|
Trackback
|
Comments(0)






