フラットウエアー・ビストロ |
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2022年 12月 04日
あるモデルのフラットウエアを気に入っている。 骨董屋で、シルバーウエアを探していると言ったら、ほんもののシルバーウエアを探しているのかと聞き返されて、フォークとかナイフとかのフラットウエアを、と応えて、案内された。ほんものの、というのも気になって、ほんものというのも見せてくださいと乞うた。 戸棚の鍵を開けて見せてくれたセットには、6500ドルの値札がついている。 それぞれ大小のスプーンとフォークにナイフの8人用のセットで、バターナイフ、レイドル、などサーヴィングもそろっている。 うちにある銀のプレートをほどこしたもののように曇りや黒ずみがない。スプーンを手にとってみても、意外に軽い。 素晴らしいけど、欲しいと思わなかった。 古い小説に、ひとを家に一晩泊めて、客がシルバーウエアを盗んだという箇所があった。 銀の匙をくわえて生まれた、というのは、資産のある家柄の子息について形容される。 現代医学以前の時代、少量の銀を服用するのが万病の薬と信じられていて、実際に銀の匙を病人の口にくわえさせたのだそうだ。いまでもその治療法が民間療法として残っている。 いままで、フォークやナイフの類をシルバーウエアと呼んでいたけど、フラットウエアというのが正しいのだろう。 カトラリーとも。 スリフトストアでフラットウエアを買うようになったのは、こういうデザインが欲しいとかいうことではなくて、単に実用目的だった。 こどもたちが学齢時、お弁当に持っていくプラスチックのフォークを嫌がるけれど、そろっているフラットウエアを持ち出して無くすというのを避けるために、スリフトストアでひとつ12セントのフォークやスプーンを買うようになった。デザインはばらばら。案外無くさない。ちゃんと家に戻ってくる。 みあが一人暮らしを始めたとき、RV用に揃えたフラットウエアのセットを譲った。 あきらがともだち二人とアパート住まいを始めたときには、三人でなにもかも決めるんだと喜々としていたから、あれもこれも持ってったら、と言いたいのをこらえていた。3人住まいを始めてからひと月たち、3人そろってうちに泊まりに来た。あれこれ台所事情を訊いた。 食器やフラットウエアはどうしてるの、鍋やフライパンはあるの? 数枚のプラスチックの皿、ボウル、使い捨てのプラスチックのフラットウエアを使っているという。 じゃあうちの食器とそろってないフラットウエア持っていくかと訊けば、欲しいというから、持たせた。 ばらばらに買っていたフラットウエアが役にたった。 数年に渡って、スリフトストアのばらばらのフラットウエアの箱からいろんなフォークやスプーンを手に取った末、気に入ったデザインがある。 柄と先の間に瘤がある。 フォークの先が長め。 がっしり、重い。 姿がいい。 何というデザインなのか、どこのメーカーなのかも知らなかった。 ビストロと呼ばれるスタイルで、Hampton社がその老舗らしいが、International Stainless, Cambridge, Sabatier, Pfaltzgraff, Mikasa各社で、似たデザインのフラットウエアを生産したが、どれも微妙に違う。 このデザインをスリフトストアで探すのはむつかしい。 現在市販されていのはMikasa社のものだけで、他のはもう生産されていない。 実は先の骨董屋で7本、このビストロフォークを探し出した。 サラダフォーク。 1本5ドルという。 迷っていたら、35ドルを30ドルにしてもいいという。 それでも決めかねていたら、25ドルが底値と加えた。いいものも見せてもらったから、買おうかなと思ったとたんに、店主が ”Don't be cheap" と言って、その目が笑っていないのが不愉快になって、買わなかった。あんまりケチるものじゃないわよ、という訳になるだろうか。値札を見ないで買い物する性格ではないのは、自身がよく知っている。客に向かって使う言葉ではないだろう。 ebayでいくつか見つけた。Watch Listに加えておいたら、売り手のほうから値段交渉の打診があった。ほかに興味を示す人がいないらしい。 似ているが、もうひとつ気に入っているこのモデルは1800年代の終わりにRogers社で作られたもので、セットでそろえるのははるかに難しい。
by ymomen
| 2022-12-04 08:50
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