2022年 11月 23日
Sumac/ スマック |
義母の先祖がシリアから、義父方はノルウエイからの移民で、親族が集まるごとにその所以のある馳走となる。
わたしも食べることが好きで、知らない食べ物は何でも試したい、作ってみたい性分だし、家族に伝わるものは何でも伝承したい。
義母は十人きょうだいということもあって、賑やかで、食欲もより旺盛だから、彼らの集まりに行けばわたしもついつい食べ過ぎることになる。
うちでもシリア料理を作るから、シリア料理に必要な食材もそろえる。
デンバーにも中東からの移民が増えて、専門のおおきなマーケットがある。
ここで求めるスパイスのうちに、スマックという紅い粉がある。
初めて見たときは、日本のゆかりかと思った。
舐めてみたら、酸味があって、塩気のないゆかりのようでもあるけど、やっぱり違う。
紅い実を粉にしたものという。
sumacをいまウィキペディアの日本語版で読んだら、さすが日本語版のこと、赤紫蘇にその風味が似ていることも記されている。ウルシ科の植物で、血圧を下げる効果があり、鮮明な色は染色にも使われたという。この酸味を生かして水に浸し甘さを加えたのをピンクレモネードとしたことから、現在にいたるそれの発端だと記されている。
叔父はスマックをサラダにあえる。
夫の親族の集まりで、ほかにこのスパイスを使うのをあまり見ない。
英語版のウイキペディアでは、アラブの肉料理にも使うというが、義母の親族に限っては、数あるスパイスのなかで重要視されていないのは、地域や家族のしきたりの違いかもしれない。
わたしにとっては、ゆかりの代わりになるかとときめいたスパイスだから、とくべつ。
キノアを炊いて、茹でひよこ豆、めかぶ、さらに粉状にした昆布を合わせたのに、スマックをふりかけたのは常食だ。タンパク質、繊維質、ヨードたっぷりの滋養食。大陸の海からほど遠いところに住んでいると、なおさら海草を食べたくなる。キノアをオートミールや玄米に代えてもいい。
いずれゆかりを切らしたら、海塩とスマックを合わせたのをゆかりのつもりでおにぎりにつかってみよう。
こちらでの生活が長くなったからか、いまではこれも悪くないと思う。
by ymomen
| 2022-11-23 09:25
| 食
|
Trackback
|
Comments(2)
更新されるたびに拝見して目をくるくるさせて喜んでいます。おもしろくて仕方がありません。みあさんの大人びた様子に驚いたりニューバランスが私も欲しくなったり。このスマックははじめて知りました。色んなルーツの人がいて家族としてご飯を食べるって日本でも違いに驚いたりするけれど本当に興味深いです。ここしばらくの更新の中で、でも一番感じ入ったのはジム通いでした。とてもとてもわかりました。こう寒いと辛いけどなるたけ体を動かすようにしています。私がしもやけに悩んでいた頃同じしもやけ体質の人にどうしてる?と聞いたら「1時間も一番つらい速度で走るとなおるよ!しもやけ以外もね」と明るい調子で言われたのを思い出しました。
0
akitaさま
食文化にはわたしも果てしなく興味があって、知らない食べものはなんでも知りたい。そちらで珍しい食材、たくさん教えていただいています。
体を動かすといいこと、たくさんありますね。
わたしはこどものころから運動というと秀でているものはなにもなかったから、体育のクラスが苦手でした。どのスポーツでだれかと比べて抜きんでているということがなくても、できること、続けられることってあるんだということに気がついたのは最近のことです。
食文化にはわたしも果てしなく興味があって、知らない食べものはなんでも知りたい。そちらで珍しい食材、たくさん教えていただいています。
体を動かすといいこと、たくさんありますね。
わたしはこどものころから運動というと秀でているものはなにもなかったから、体育のクラスが苦手でした。どのスポーツでだれかと比べて抜きんでているということがなくても、できること、続けられることってあるんだということに気がついたのは最近のことです。



