2017年 07月 01日
ココア失踪 |
昨夜は眠れなかった。
犬を夜10時にもう一度裏庭に出してから、階下のドアに近い場所にあるオリに入れて消灯するのが習慣で、時間を見計らって中に入れようとすると、ココアが見当たらない。
またフェンスを飛び越したらしい。
飛び越しても、ぐるりとまわって玄関でわたしがなかに入れるのを待っているのが常だから、そう心配もしなかったら、玄関にもいない。
懐中電灯で照らしながら、裏庭も玄関も、家の両脇も探すけれど、いない。
ココアの名前を呼びながら、探すけど、反応なし。
野兎を追って、ちょっとその辺をぶらついていても、しばらくすれば戻ってくると思った。
いままで、そうだった。
でも、30分経っても、1時間経っても帰ってこないから、近所をゆっくり車で探した。
裏の宅地は、まだ土地を均していない草地があるから、そんなところにいるかもしれないと目をこらしてみるけど、野兎や、野鳥ばかりしか見えない。
コヨーテはずる賢くて、なりは小さくても、一匹がおびき出して、大勢の仲間が待っているところに餌食を連れ込んで、一斉に襲い掛かると聞いた。
毒蛇に噛まれて、身動きできなくなって死んでしまうということだってある。
帰ってきて本を読みながら、玄関を何度も確かめるけど、ココアは帰ってこない。
読み物は、文字を追うだけで、理解できない。
外からのココアの鳴き声や音を聞き逃すかもしれないから、テレビはつけない。
ココアのいない異常に気がついて、ミルキーは階下のオリのなかで吠えているから、出してやって、わたしのベットに入れてやった。
30分おきに起き上がって玄関を見に行くとそのたびにミルキーもついてくる。
夜が明けて、明るくなったら、外に出て暗い時に見逃したところがなかったか、またくまなく探す。
案外近くに倒れていたり、ということもあるかもしれない。
柵を飛び越えるときに、うっかり怪我をしてその辺にうずくまっているってことはないか。
再び車で近所や裏地をドライブしながら、散歩しているひとに、茶色のオーストラリアンシェパードを見かけなかったか尋ねる。
一旦帰って、もしや帰ってきて玄関でわたしを待っているかと期待するけど、いなくて、また一回りしてみる。
うちの住宅地を降りたところは日照りが続くとすぐに乾きあがる川で、背の高い草が茂っているから、あんなところに入り込んでしまったら、出れなくなるのではないかと気をもむ。
7時半になるのを待って、近所の複数の友だちに、ココアが昨夜から帰ってこないことを知らせて、見かけたら知らせて、と頼んだ。
フェイスブックにココアの写真を載せて気をつけてもらいようにすること、それとはまた別にフェイスブックにいなくなったペットを探す専門の広告があるのもいいよ、とアドバイスをもらって、どちらもする。
シェルターで保護されている場合もあるから確認したら、と言われて電話したら、シェルターの開館時間はお昼からで、いなくなったペットを探している場合は、電話では受付できないから、実際にシェルターに出向くように、という録音サービスを聞く。
12時になるのを待ちかねて行ったら、ガラス越しに置かれている数えきれないオリのなかには、ココアの姿はない。
では、裏にもまだいるから、と案内されると、治療されている最中、明らかに病気、連れてこられて薄汚れている犬や猫の部屋がいくつもあって、どれもみすぼらしい状態で、ココアを見つけたいけど、ここでは見つけたくない気もしてくるし、こんなにたくさんの哀れな犬猫を見ていると、ますます心が沈む。
その間に携帯電話が振動しているけど、シェルターのひとが案内してくれているから、電話に出られない。
ココアはそこにはいなくて、いなくなったペットの届けをしておけば、見つかったときに連絡をしてくれるという書類をもらって、シェルターのひとにお礼を言って、とりあえずまず誰からの電話だったのかを確認したら、今朝テキストした近所のともだちのひとりのキャシー。
キャシーの娘さんのケイティにうちの犬が見つからないと話したら、そういえば、ともだちのキャラがスナップチャットで、見つけた犬と遊んでいるビデオの話をしていたという。
それがうちの犬かもしれないけど、いま画像を送るから見てみて、というのを見たら、ココア!!!
すぐにキャシーを迎えに行って、キャラに会いに行く。
そのキャラは、わたし自身は会ったことのないみあより1年上のともだちで、ウエイトトレーニングとジャーナリズムのクラスで一緒だと、前から名前だけは知っていた、そのひとだった。
みあには犬はだいじょうぶ、とテキストしておいた、というけど、この1週間みあがパウエルという巨大な湖でハウスボートに浮かんでいて、わたしがココアがいなくなったことを知らせていないという内情は知らない。
昨夜、キャラの車の下に一そろいの目が光っていて、コヨーテだと思ったら犬で、震えていて、呼んでもなかなか出てこない。
下着姿のお父さんが出てきても、お母さんまで出てきても、ココアは怖がって車の下からなかなか出てこなかったそうだ。
家のなかに入れたら、家族みんながかわいがって、特にお父さんとお母さんはココアにメロメロで、ココアはキャラと一緒に眠った。
今朝になって、失踪犬の届け出がないかシェルターに電話する話をして、でも飼い主が見つからなかったら、キャラの家で飼いたいとみんなで賛成したんだそうだ。
キャラの家は豪邸で、どこから来た犬かもわからない犬なのに、キャラのベッドに入れてもらって、食事させてもらって、なんというありがたい待遇。
わたしが想像していたような参事がなくてよかった。
表にでて、ふらふら遠くまで行ってしまうのは、たいがいミルキーのほう。
雷や打ち上げ花火やクラッカーなどの音を聞くとたちまち震えだすのはココアで、独立記念日が近くて夜な夜なたくさんじゃないけど、いくつかあちこちでする花火の音のせいで、昨夜は気が動転して走り出したのかもしれない。
キャラの家とうちとは、ゴルフコースを挟んでいるから、かなり離れていて、その間には谷のような整備されていない荒れ地もある。
そんなに遠くまで行くなんて、思わなかった。
橋渡しをしてくれたキャシーが泣いて喜んでくれた。
きのう歯の治療をして顔が腫れているからきょうは仕事を休んでひとには会わないと言っていたのに、わたしにつきあってくれて、顔が左右不均等になった笑い顔で喜んでくれて、わたしはもっとうれしくなって、いま、お礼のバナナケーキを焼いている。
キャシーとキャラの家族にそれぞれひとつづつ。
夕方になってボートをドックにつないで、携帯電話を使えるようになったみあに事の顛末を話したら、びっくりしてた。
キャラにお礼を言わなきゃ、と言っていた。
by ymomen
| 2017-07-01 12:17
| 家族
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