2008年 10月 29日
グルテンフリーのパン |
あちこちのブログで、おいしそうなパンを拝見していて、グルテンを避けているわたしは、焼きたいー!と思っていました。
お菓子ならば、小麦粉を単に玄米粉をベースにしたグルテンフリーの粉を使ってなんとか作りますが、パンとなるとどうすればいいのか。
みあのバレエでよく会う母親と立ち話をしていて、
”こどもの寄付金つくりにクッキーの生地なんて売るけど、あれ困るのよね、わたし、食べられないんだもの”
というから、
”あ、もしかしたら、あなたもグルテン避けてる?”
なかなかグルテン抜きでベーキングしているひとは近くにいないもの。
お互いを見つけて話が盛り上がりました。
わたしにとってはじめてのグルテンフリーのレシピ(コーヒーケーキ)を教えてくれたクリスティンのことも、彼女は知っていました。
彼女のご主人もクリスティンもお医者ということもあるけど、やっぱり輪はつながっているものです。
彼女の名前はテリッサ。
テリッサは、粉にする材料を粒のまま買って、ベーキングのたびに挽いているというから、筋金入りのベーカーです。
彼女も薦めてくれるグルテンフリー・ベーキングの第一人者といえる著者の名前は、Bette Hagman.
で、買いましたよ。
彼女のパンの本。
200種類のパンのレシピのなか、まずはペーシックなレシピから。
強力粉を使うかわりに、彼女が考えたいくつかの粉のブレンドがあります。
玄米粉をベースにしたもの。
ひよこ豆とファヴァ豆の粉をベースにしたもの。
グルテンフリーということは、うんと練ったりこねたりしないでいいわけです。
ケーキの生地を混ぜる程度のあわせ方で生地ができる。
それを型に入れて発酵させて焼けばいいので、材料さえ合わせればおしまい。
試してみたのは、Basic featherlight rice bread(玄米粉がベース)と、Oregon bread(ひよこ豆とファヴァ豆の粉がベース).
しばらくぶりに、罪悪感なしに、トーストが楽しめて満足です。
オレゴン・ブレッドには胡麻、胡桃、フラックスシード、ヘーゼルナッツが入る香ばしいパン。
ご馳走パン。
ベイシック・クフェザーライト・ライス・ブレッドも、シンプルで飽きません。
グルテンというのは、小麦粉に含まれるたんぱく質。
これを捏ねて加熱すれば”麩”になります。
グルテンが含まれない粉を使うということは、たんぱく質の少ないパンになるということです。
そこを、Ms.Betteのレシピでは、粉ミルク、卵白、ナッツ、種、ゼラチンが含まれていて、栄養価を補っています。
またグルテンが出す生地の粘りは、Xanthan gumという粉がその働きをするのです。
どちらもおいしい。
家でまたパンが焼ける香りが嗅げるのって、幸せです。
グルテンフリーのパン作りに興味のある方にはお勧めのレシピ本です。
お菓子ならば、小麦粉を単に玄米粉をベースにしたグルテンフリーの粉を使ってなんとか作りますが、パンとなるとどうすればいいのか。
みあのバレエでよく会う母親と立ち話をしていて、
”こどもの寄付金つくりにクッキーの生地なんて売るけど、あれ困るのよね、わたし、食べられないんだもの”
というから、
”あ、もしかしたら、あなたもグルテン避けてる?”
なかなかグルテン抜きでベーキングしているひとは近くにいないもの。
お互いを見つけて話が盛り上がりました。
わたしにとってはじめてのグルテンフリーのレシピ(コーヒーケーキ)を教えてくれたクリスティンのことも、彼女は知っていました。
彼女のご主人もクリスティンもお医者ということもあるけど、やっぱり輪はつながっているものです。
彼女の名前はテリッサ。
テリッサは、粉にする材料を粒のまま買って、ベーキングのたびに挽いているというから、筋金入りのベーカーです。
彼女も薦めてくれるグルテンフリー・ベーキングの第一人者といえる著者の名前は、Bette Hagman.
で、買いましたよ。
彼女のパンの本。
200種類のパンのレシピのなか、まずはペーシックなレシピから。
強力粉を使うかわりに、彼女が考えたいくつかの粉のブレンドがあります。
玄米粉をベースにしたもの。
ひよこ豆とファヴァ豆の粉をベースにしたもの。
グルテンフリーということは、うんと練ったりこねたりしないでいいわけです。
ケーキの生地を混ぜる程度のあわせ方で生地ができる。
それを型に入れて発酵させて焼けばいいので、材料さえ合わせればおしまい。
試してみたのは、Basic featherlight rice bread(玄米粉がベース)と、Oregon bread(ひよこ豆とファヴァ豆の粉がベース).
しばらくぶりに、罪悪感なしに、トーストが楽しめて満足です。
オレゴン・ブレッドには胡麻、胡桃、フラックスシード、ヘーゼルナッツが入る香ばしいパン。
ご馳走パン。
ベイシック・クフェザーライト・ライス・ブレッドも、シンプルで飽きません。
グルテンというのは、小麦粉に含まれるたんぱく質。
これを捏ねて加熱すれば”麩”になります。
グルテンが含まれない粉を使うということは、たんぱく質の少ないパンになるということです。
そこを、Ms.Betteのレシピでは、粉ミルク、卵白、ナッツ、種、ゼラチンが含まれていて、栄養価を補っています。
またグルテンが出す生地の粘りは、Xanthan gumという粉がその働きをするのです。
どちらもおいしい。
家でまたパンが焼ける香りが嗅げるのって、幸せです。
グルテンフリーのパン作りに興味のある方にはお勧めのレシピ本です。
by ymomen
| 2008-10-29 12:27
| パン
|
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Comments(5)
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by
kotokoto
at 2008-10-30 11:29
x
お写真から拝見するに、立派なパンですね。
私ももめんさんのおかげでグルテンフリーとまではいきませんが、
小麦粉意外の粉のお菓子やパンにも開眼しました。
この方のレシピ、玄米粉だけじゃなく、お豆を粉にして使う。というのは
研究に研究して出来たレシピなんだろうな。と思いました。
こちらではグルテンフリーと人に言っても殆どピンとくる人は
いないようです。
米粉を使ったパンのレシピも普通の強力粉に替えて
30%の米粉を入れる。と書いてあるのが殆どです。
私はこれを聞かずにいつも半分位を
米粉にしてHBで食パンをセットしますが、
やはりふくらみが悪いです。
一度、米粉100%の炊飯器で作るパンのレシピを参考に作ってみましたが見事にぺしゃんこでした(汗)
その人の写真ではふっくらと美味しそうだったのですけどね。
まだまだ研究の余地がありそうですね。
私ももめんさんのおかげでグルテンフリーとまではいきませんが、
小麦粉意外の粉のお菓子やパンにも開眼しました。
この方のレシピ、玄米粉だけじゃなく、お豆を粉にして使う。というのは
研究に研究して出来たレシピなんだろうな。と思いました。
こちらではグルテンフリーと人に言っても殆どピンとくる人は
いないようです。
米粉を使ったパンのレシピも普通の強力粉に替えて
30%の米粉を入れる。と書いてあるのが殆どです。
私はこれを聞かずにいつも半分位を
米粉にしてHBで食パンをセットしますが、
やはりふくらみが悪いです。
一度、米粉100%の炊飯器で作るパンのレシピを参考に作ってみましたが見事にぺしゃんこでした(汗)
その人の写真ではふっくらと美味しそうだったのですけどね。
まだまだ研究の余地がありそうですね。
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ymomen at 2008-10-31 00:28
Kotokotoさん、
そうなんですよ。
グルテンの含まれない粉、というと、どうしてもたんぱく質が劣るので、豆の粉をいれるなりといった工夫がなされているのです。
米の粉のパンは、どうしても重くなりますね。
材料を合わせたら、型にいれて発酵させて焼く、というふうに発酵は小麦粉を使うのとは違って一度なんですよ。
これからもどんどん作ってみたいけど、お米の粉を使うまでもない、おいしいお米料理というのもあり、そういうのをいただけば、わざわざパン焼くこと、ないかなあ、とも思ったり。
ごはん系のものを食べるときには、なかなか焼いたパンも減りません。
お菓子も食べたいし・・・・笑。
そうなんですよ。
グルテンの含まれない粉、というと、どうしてもたんぱく質が劣るので、豆の粉をいれるなりといった工夫がなされているのです。
米の粉のパンは、どうしても重くなりますね。
材料を合わせたら、型にいれて発酵させて焼く、というふうに発酵は小麦粉を使うのとは違って一度なんですよ。
これからもどんどん作ってみたいけど、お米の粉を使うまでもない、おいしいお米料理というのもあり、そういうのをいただけば、わざわざパン焼くこと、ないかなあ、とも思ったり。
ごはん系のものを食べるときには、なかなか焼いたパンも減りません。
お菓子も食べたいし・・・・笑。
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L3M0N at 2008-11-01 01:19
グルテンフリー仲間のレモンです。
この本もチェックしたことあります。
でも粉がこちらではみつからないものがたくさん出てくるので、あっさりあきらめてしまいました。
これはアメリカに住んでないと材料揃えるのが絶対に無理だと思って。
いいレシピがたくさん載っている本だったのですね。
出来上がりも上々とあれば、言うことなしです♪
パンも含めた焼き菓子っていうのは、食べ過ぎるとあたしもけっこうきます。
だんだん体調レベルが下がってくるので、そういうときは、焼きもの系は避けて、お米や玄米、雑穀なんかをお野菜とともにメニューに積極的に入れるようにしています。(するとまた復活してきます(笑))
米粉文化が小麦ほど飛躍しなかったのは、お米はそれをそのまま食べてもおいしいから...って読んだことがあります。
まさにもめんさんの感じておられる通りですね。
そういう意味では、いまは米粉のパンっていうのは、お米を食べる目的ではなくて、(習慣化してる)小麦のパンを食べる代わり...になるのかもしれません。
でも食べる云々は抜きにしても、パンや焼き菓子って作るのがまたたのしかったりするのですよね〜。
この本もチェックしたことあります。
でも粉がこちらではみつからないものがたくさん出てくるので、あっさりあきらめてしまいました。
これはアメリカに住んでないと材料揃えるのが絶対に無理だと思って。
いいレシピがたくさん載っている本だったのですね。
出来上がりも上々とあれば、言うことなしです♪
パンも含めた焼き菓子っていうのは、食べ過ぎるとあたしもけっこうきます。
だんだん体調レベルが下がってくるので、そういうときは、焼きもの系は避けて、お米や玄米、雑穀なんかをお野菜とともにメニューに積極的に入れるようにしています。(するとまた復活してきます(笑))
米粉文化が小麦ほど飛躍しなかったのは、お米はそれをそのまま食べてもおいしいから...って読んだことがあります。
まさにもめんさんの感じておられる通りですね。
そういう意味では、いまは米粉のパンっていうのは、お米を食べる目的ではなくて、(習慣化してる)小麦のパンを食べる代わり...になるのかもしれません。
でも食べる云々は抜きにしても、パンや焼き菓子って作るのがまたたのしかったりするのですよね〜。
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ymomen at 2008-11-01 02:16
レモンさん、
この本にある粉、アメリカでしか、かんたんに入手できないものなのかということに気がつきませんでした。
そちらこそ、もっといろいろありそうですけど、違うのでしょうか。
数年前に唾液のテストで、グルテン、乳製品、卵、大豆にアレルギー反応が出たと診断されたときには、そんなこと言われたら、食べるものがないじゃないの!とその診断を真に受ける気になれませんでした。
気になってはいたものの、偏頭痛は治らなかったから、レモンさんのブログに出会ってから、また自分の食生活を少しづつ変えて行こうと思えるようになりました。
グルテンがどうからだに作用して頭痛を引き起こすのかといわれると、いまだにわたしもわからないのですけど、食べてすっきりするものと、どうも体にあわないものがある、というくらいにしか説明できません。
文字数制限。
下に続きます。
この本にある粉、アメリカでしか、かんたんに入手できないものなのかということに気がつきませんでした。
そちらこそ、もっといろいろありそうですけど、違うのでしょうか。
数年前に唾液のテストで、グルテン、乳製品、卵、大豆にアレルギー反応が出たと診断されたときには、そんなこと言われたら、食べるものがないじゃないの!とその診断を真に受ける気になれませんでした。
気になってはいたものの、偏頭痛は治らなかったから、レモンさんのブログに出会ってから、また自分の食生活を少しづつ変えて行こうと思えるようになりました。
グルテンがどうからだに作用して頭痛を引き起こすのかといわれると、いまだにわたしもわからないのですけど、食べてすっきりするものと、どうも体にあわないものがある、というくらいにしか説明できません。
文字数制限。
下に続きます。
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ymomen at 2008-11-01 02:17
欧米で、シリアルと総称するものは穀類ですから、朝にオートミールを食べるのと同じ感覚で、野菜や豆のたくさん入ったごはんを食事にするというのは叶っているんですよね。
米粉のパンを焼いてバターを塗って、場合によってはジャムも塗って、というよりはいいような。
そのほうが、無理矢理(?)米の粉をパンにするよりも、栄養価もあり、甘味料もひかえられるもの。
毎日何をどう食べるかは、大問題であります!
確かに焼く、というのが楽しかったりするけれど。
米粉のパンを焼いてバターを塗って、場合によってはジャムも塗って、というよりはいいような。
そのほうが、無理矢理(?)米の粉をパンにするよりも、栄養価もあり、甘味料もひかえられるもの。
毎日何をどう食べるかは、大問題であります!
確かに焼く、というのが楽しかったりするけれど。