2007年 12月 01日
”くるみ割り人形 2007年” 開幕 |
昨夜、今年の”くるみ割り人形”が開幕しました。
初日無事終了。
夫はおてんばにご褒美の薔薇の花を。
いままで、公演があるたびに、花束を買ってやっていたので、今年の一輪の薔薇に対しておてんばはどう反応するかと思っていたら、変わらず大喜び。
そうなのですか。
花は1ダースの束でも、一輪でも、喜びは同じですか。
その事実にわたしは、感動しました。
いつも、そうあって欲しいです。
開幕では、客席で撮影もできません。
でも、ドレスリハーサル2日目、つまり、開幕前日の写真をご覧いただきます。
ちょっとおもしろいのですよ。
フィナーレに舞台に上がるのは、シニアレベルがほとんど。
彼らは、コスチュームとお化粧に、精一杯のいたずらをして現れました。
ドレスのうしろを捲り上げていたり、ぶかぶかのおばさんパンティーをレオタードの上からはいたり、髭を描いたり、あるいはつけたり、派手なかつらをつけたり、ナンセンスな帽子を被ったり。
客席の先生、帰りたくなくてリハーサルを最後まで観たい、眠そうな小さなこどもや、親たちを、笑わせに笑わせました。
今年のダンサーたちは、かしましくて、昨年のような落ち着きがないように思えて、どうかな、と思うエピソードもあったのですが、こうやってお互いを、ダンスの場を楽しんでいる彼らを見て、あー、いい子たちだなー、と心の底から思えたのです。
こう思うには、もうひとつのすてきな”しかけ”も、今回の”くるみ割り”にはありました。
”くるみ割り人形”のオーディションは9月の終わりにあり、それからリハーサルが始まりました。
その2ヶ月のあいだに、おてんばは二度、”秘密のおともだち”から手紙を受け取りました。
”くるみ割り”の先輩キャストの誰かが、小さなキャストにあてての手紙。
差出人の名前はありません。
という内容の。
おてんばは8才。
このバレエ教室のメインのダンサーは高校生。
そのきれいなお姉さんたちに、おてんばたちは憧れを抱いています。
でも、なかなか近づけない存在。
”秘密のおともだち”が誰なのか、バレエに行く度に、キョロキョロとしていました。
公演の前日、ついにそれが誰なのかを知ることに。
その”おともだち”は高校生。
またおてんばに、小さな贈り物を用意してくれていました(上)
なんてすてきな企み、とわたしも感心していたので、内緒でおてんばの”秘密のおともだち”にわたしは手紙を書いておいて、いつもバッグに用意していました。
彼女の手紙がどれだけおてんばを喜ばせてくれたか、を伝えたくて。
ハート型のライムストーン入りのヘアピンをその封筒に忍ばせて。
公演は、あと4回。
今夜は、おてんばから新しい”おともだち”に小さな贈り物を用意させましょう。
初日無事終了。
夫はおてんばにご褒美の薔薇の花を。
いままで、公演があるたびに、花束を買ってやっていたので、今年の一輪の薔薇に対しておてんばはどう反応するかと思っていたら、変わらず大喜び。
そうなのですか。
花は1ダースの束でも、一輪でも、喜びは同じですか。
その事実にわたしは、感動しました。
いつも、そうあって欲しいです。
開幕では、客席で撮影もできません。
でも、ドレスリハーサル2日目、つまり、開幕前日の写真をご覧いただきます。
ちょっとおもしろいのですよ。
フィナーレに舞台に上がるのは、シニアレベルがほとんど。
彼らは、コスチュームとお化粧に、精一杯のいたずらをして現れました。
ドレスのうしろを捲り上げていたり、ぶかぶかのおばさんパンティーをレオタードの上からはいたり、髭を描いたり、あるいはつけたり、派手なかつらをつけたり、ナンセンスな帽子を被ったり。
客席の先生、帰りたくなくてリハーサルを最後まで観たい、眠そうな小さなこどもや、親たちを、笑わせに笑わせました。
今年のダンサーたちは、かしましくて、昨年のような落ち着きがないように思えて、どうかな、と思うエピソードもあったのですが、こうやってお互いを、ダンスの場を楽しんでいる彼らを見て、あー、いい子たちだなー、と心の底から思えたのです。
こう思うには、もうひとつのすてきな”しかけ”も、今回の”くるみ割り”にはありました。
”くるみ割り人形”のオーディションは9月の終わりにあり、それからリハーサルが始まりました。
その2ヶ月のあいだに、おてんばは二度、”秘密のおともだち”から手紙を受け取りました。
”くるみ割り”の先輩キャストの誰かが、小さなキャストにあてての手紙。
差出人の名前はありません。
しっかりね。
一緒に”くるみ割り”をいいショーにしようね。
応援してるよ。
いつか会いましょうね。
という内容の。
おてんばは8才。
このバレエ教室のメインのダンサーは高校生。
そのきれいなお姉さんたちに、おてんばたちは憧れを抱いています。
でも、なかなか近づけない存在。
”秘密のおともだち”が誰なのか、バレエに行く度に、キョロキョロとしていました。
公演の前日、ついにそれが誰なのかを知ることに。
その”おともだち”は高校生。
またおてんばに、小さな贈り物を用意してくれていました(上)
なんてすてきな企み、とわたしも感心していたので、内緒でおてんばの”秘密のおともだち”にわたしは手紙を書いておいて、いつもバッグに用意していました。
彼女の手紙がどれだけおてんばを喜ばせてくれたか、を伝えたくて。
ハート型のライムストーン入りのヘアピンをその封筒に忍ばせて。
公演は、あと4回。
今夜は、おてんばから新しい”おともだち”に小さな贈り物を用意させましょう。
by ymomen
| 2007-12-01 04:11
| アメリカの季節 クリスマス
|
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Comments(6)
無事開幕、おめでとうございます♪
おてんばちゃんもお父さんからご褒美にバラを貰ってきっとすごく嬉しかったでしょうね。おもちゃやお菓子ではなく、小さい頃からお花をプレゼントにもらうなんて、素敵だな、と思います。こうやってレディが育っていくんですね。
もめんさんが秘密のおともだちにプレゼントしたピンもとても綺麗です。
きっと秘密のおともだち、喜んでくれますね。
秘密のおともだち、というもの自体、ワクワク感があっていいなあ、と思います。
おてんばちゃんもお父さんからご褒美にバラを貰ってきっとすごく嬉しかったでしょうね。おもちゃやお菓子ではなく、小さい頃からお花をプレゼントにもらうなんて、素敵だな、と思います。こうやってレディが育っていくんですね。
もめんさんが秘密のおともだちにプレゼントしたピンもとても綺麗です。
きっと秘密のおともだち、喜んでくれますね。
秘密のおともだち、というもの自体、ワクワク感があっていいなあ、と思います。
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precious31 at 2007-12-01 08:22
心温まるお話ですね♪
大きなお姉ちゃんからの励ましが、大舞台の上でどれだけ助けとなっていることでしょう。
こちらにも、「秘密のお友達」という遊びがあります。
そしてやっぱり、学校で、上級生と下級生がするのです。
同じ目標を持っている、歳の違う者同士の心の通い合い、とてもいいことだと思います。
一輪のバラに喜んだおてんばちゃん。ママとしては、娘のそういう気持ちは嬉しいですよね。
ところで、おてんばちゃんの公演を、わんぱくくんはどんな表情で見ているのでしょう?
大きなお姉ちゃんからの励ましが、大舞台の上でどれだけ助けとなっていることでしょう。
こちらにも、「秘密のお友達」という遊びがあります。
そしてやっぱり、学校で、上級生と下級生がするのです。
同じ目標を持っている、歳の違う者同士の心の通い合い、とてもいいことだと思います。
一輪のバラに喜んだおてんばちゃん。ママとしては、娘のそういう気持ちは嬉しいですよね。
ところで、おてんばちゃんの公演を、わんぱくくんはどんな表情で見ているのでしょう?
もめんさん、こんばんは!
素敵なお話ですね(^^)秘密のお友達(=シークレット・サンタ)のお話、アメリカの他所の土地のバレエサークルのも聞いたことがあります。小さなころに受け取ったうれしい想いが、きっと自分の番になったときにも続けようとつながっていくのでしょうか…。いいなぁ!素敵!
素敵なお話ですね(^^)秘密のお友達(=シークレット・サンタ)のお話、アメリカの他所の土地のバレエサークルのも聞いたことがあります。小さなころに受け取ったうれしい想いが、きっと自分の番になったときにも続けようとつながっていくのでしょうか…。いいなぁ!素敵!
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ymomen at 2007-12-02 01:14
Saoriさん、
昨夜の公演では、甥のブライアンがおてんばに花束を用意してくれて、彼女は感激しておりました。
こんなに喜んだら、パパがかわいそうかな、
と心配していたのがおかしくて。
もともと、夫が今回薔薇一輪にしたわけは、いままで薔薇の花束を買っていたのですが、その場に義父が薔薇一輪おてんばに用意していて、義父としては、面目丸つぶれになって、夫は彼になじられたらしいのですよ。
こんな小さな子に今から薔薇の花束を買っていたら、これから先どうするんだ、と義父に言われたのですって。
おかしいでしょう。
秘密のおともだちの存在を知ったわんぱくは、とても嫉妬して、自分にも秘密のおともだちが欲しいと言って、泣きました。
しかたがないから、わたしが秘密のおともだちになって、彼宛の手紙を書いて、ポストにいれておいたのですよ。
昨夜の公演では、甥のブライアンがおてんばに花束を用意してくれて、彼女は感激しておりました。
こんなに喜んだら、パパがかわいそうかな、
と心配していたのがおかしくて。
もともと、夫が今回薔薇一輪にしたわけは、いままで薔薇の花束を買っていたのですが、その場に義父が薔薇一輪おてんばに用意していて、義父としては、面目丸つぶれになって、夫は彼になじられたらしいのですよ。
こんな小さな子に今から薔薇の花束を買っていたら、これから先どうするんだ、と義父に言われたのですって。
おかしいでしょう。
秘密のおともだちの存在を知ったわんぱくは、とても嫉妬して、自分にも秘密のおともだちが欲しいと言って、泣きました。
しかたがないから、わたしが秘密のおともだちになって、彼宛の手紙を書いて、ポストにいれておいたのですよ。
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ymomen at 2007-12-02 01:23
Preciousさん、
Saoriさんのコメントに書いたように、昨夜はブライアンから花束をもらって大喜びしていたのです。
昨夜の公演にはわんぱくも行きました。
半分くらいは、けっこう真剣に観ていました。
あとは、もうもぞもぞして駄目。
終演15分前には、夫と帰らせました。
でも、おてんばがこの公演の一部、ということはピンとこないよう?
そちらにも、秘密のおともだち、というお遊びがあるのですね。
すてきですよね。
いい先輩に恵まれて、前進してほしいと。
もしバレエを続けるならば、下校後は毎日バレエという生活になります。
そこでの仲間とよい関係を保つのは、必須ですし。
Saoriさんのコメントに書いたように、昨夜はブライアンから花束をもらって大喜びしていたのです。
昨夜の公演にはわんぱくも行きました。
半分くらいは、けっこう真剣に観ていました。
あとは、もうもぞもぞして駄目。
終演15分前には、夫と帰らせました。
でも、おてんばがこの公演の一部、ということはピンとこないよう?
そちらにも、秘密のおともだち、というお遊びがあるのですね。
すてきですよね。
いい先輩に恵まれて、前進してほしいと。
もしバレエを続けるならば、下校後は毎日バレエという生活になります。
そこでの仲間とよい関係を保つのは、必須ですし。
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ymomen at 2007-12-02 01:27
Sanaeさん、
ほかのバレエ学校でも、あるのですね。
おてんばは、産まれてからずっと年上の人にかわいがられてきました。
彼女自身も、年下の子をかわいがる、ということを学んで欲しいと思います。
”くるみ割り”のパンフレットを見たら、ここで学ぶ生徒は、220人ほど。
思っていたよりも少ない。
年がいくにしたがって、どんどんやめていくんですよね。
こうしてお互いを支えあって、バレエ、やめないでほしいと願っています。
今のところは、体操もやめたくないと言っているから、どうなるでしょうね。
ほかのバレエ学校でも、あるのですね。
おてんばは、産まれてからずっと年上の人にかわいがられてきました。
彼女自身も、年下の子をかわいがる、ということを学んで欲しいと思います。
”くるみ割り”のパンフレットを見たら、ここで学ぶ生徒は、220人ほど。
思っていたよりも少ない。
年がいくにしたがって、どんどんやめていくんですよね。
こうしてお互いを支えあって、バレエ、やめないでほしいと願っています。
今のところは、体操もやめたくないと言っているから、どうなるでしょうね。