2017年 07月 11日
レモンバームで |
庭に蔓延るレモンバームにそうありがたみもなく、秋になると大量に抜いて処分するのがならわしだった。
レモンの香りがするから、というのである春に種を撒いたら、毎年茂っている。
いくら根こそぎ処分しようとしても、はびこって、そこいらじゅうレモンバームになってしまった。
葉を飲料水に浮かべるのもいいと聞いてためしたけど、使いきれない。
エッセンシャルオイルに並みならぬ興味を持つわたしが、愚かなことに、レモンバームの薬効を知らなかった。
レモンバームは、メリッサとも呼ばれる。
インフルエンザや風邪、鬱や不眠、肌の炎症や切り傷に効くという。
レモンバームのエッセンシャルオイルは高価で、半オンスで100ドルを下らない。
3.4オンスのペッパーミントオイルは、種類にもよるが、ところによれば10ドルくらいで買えるから、同じミントの仲間でもその値段は比べ物にならない。
高価なのは、葉に含まれるオイルが少ないからだそうだ。
うちに生えるレモンバームからエキスを抽出した。
方法は二通り。
葉をオイルに漬けるのと、アルコールに漬けるのと。
両方やってみた。
どちらも漬けはじめてから、4週間後に葉を取り去って使用できる。
洗浄して水分をできるだけ取り去った葉をそれぞれ消毒した瓶の半分ほどに詰め、オイル、または度数の高いアルコールを葉がすっかりかぶるほど注いで蓋をし、陽の当たるところに置いて日に何度か上下にゆする。
水分が葉についていると、とくにオイルに漬ける場合、カビが発生するおそれがあるそうだ。
そのため、乾燥させたレモンバームを使うほうが無難らしいが、わたしは清潔なバスタオルで充分乾かした、その日に摘んだ葉を使った。
オイルは、酸化しにくいグレープシードオイル、アルコールはウオッカを使った。
あるYoutubeビデオでは、カノーラオイルを使っていた。
エキスが抽出したオイルは6か月以内に使う。
アルコールのほうは、5年間有効という。
オイルは、1カップに対して、1オンスの割合の蜜蝋とともに湯銭でとかしてバームを作り、患部に塗る。
バームをクリーム状の軟らかさで使いたい場合は、すっかり固まってしまう前に、同量の蒸留水かへちま水を攪拌させながら混ぜる。
以前わたしはこの方法に失敗したから、バームの状態でやめる。
水分と分離してしまった。
水分と合わせ、また攪拌することで空気を含むと、劣化が早くなろうという懸念もある。
防腐剤のになる役割を果たす、グレープフルーツの種のオイルと、同じく肌の炎症を鎮める効能のあるティーツリーオイルを数滴、これに加えた。
これは、なくてもかまわない。
アルコールで漬けたほうは、スプーンにとって服用。
コットンにとって患部につけてもいい。
こちらでは、それをティンクチャーと言う。
日本で言うと。煎じ薬だろうか。
煎じ薬というと、加熱して煎じるから、そうじゃない。
どちらも涼しく暗い所で保存する。
バームは、肌の炎症のほかにも、リップバームとしても、踵の保湿にも、また、冬のハンドクリームとしても効く万能薬になりそうだ。
by ymomen
| 2017-07-11 10:07
| 健康と美容
|
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Comments(4)
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Mira
at 2017-07-17 05:18
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もめんさん、
私の家にも、レモンバームがあります。まだ蔓延っているというところまでは行っていませんが、それも時間の問題かもしれません。
私も別のハーブでハーブティンクチャーを作ったことがあります。エキスを抽出するのにウォッカを使用しました。ウォッカなんて家に常備していませんので、リカーショップまで購入しにいかなければいけませんでした。お恥ずかしながらこの年になるまで、リカーショップという場所に、私1人で足を踏み入れたことがなく、レジでウォッカを購入するときに、東洋人のしかも女性が1人で、ウォッカなどというアルコール度の高いお酒を買い求めるものだから、”Is this for you?"と尋ねられました。IDも提示しているから売らないというわけにはいきませんが、なんとなくやはりリカーショップに女性1人で入るというのは少し気が引けるような感じがしました。もちろんグローサリーショップ等でワインを購入することはありますが、何でしょうね、ハードリカーだと、気分的に違うのでしょうかね。
レモンバームティンクチャーも作ってみたいと思います。
でも又、リカーショップに行かねば。。。
私の家にも、レモンバームがあります。まだ蔓延っているというところまでは行っていませんが、それも時間の問題かもしれません。
私も別のハーブでハーブティンクチャーを作ったことがあります。エキスを抽出するのにウォッカを使用しました。ウォッカなんて家に常備していませんので、リカーショップまで購入しにいかなければいけませんでした。お恥ずかしながらこの年になるまで、リカーショップという場所に、私1人で足を踏み入れたことがなく、レジでウォッカを購入するときに、東洋人のしかも女性が1人で、ウォッカなどというアルコール度の高いお酒を買い求めるものだから、”Is this for you?"と尋ねられました。IDも提示しているから売らないというわけにはいきませんが、なんとなくやはりリカーショップに女性1人で入るというのは少し気が引けるような感じがしました。もちろんグローサリーショップ等でワインを購入することはありますが、何でしょうね、ハードリカーだと、気分的に違うのでしょうかね。
レモンバームティンクチャーも作ってみたいと思います。
でも又、リカーショップに行かねば。。。
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papricagigi at 2017-07-18 12:57
もめんさん、お久しぶりです!
レモンバーム、こんな風に使えるのですね〜♪ お茶に使おうと思って植えたものの、同じくわさわさ茂ってきてどうしたものかと思案していたんです。オイルにしてそれをハンドクリームと使うの、とっても良さそう! 私も去年、アロマをしている友人に少し教わってから、フェイスクリームとハンドクリームは手作りにはまっています。レモンバームのオイルは香りもするのでしょうか? 好きな香りなので楽しみです〜。
レモンバーム、こんな風に使えるのですね〜♪ お茶に使おうと思って植えたものの、同じくわさわさ茂ってきてどうしたものかと思案していたんです。オイルにしてそれをハンドクリームと使うの、とっても良さそう! 私も去年、アロマをしている友人に少し教わってから、フェイスクリームとハンドクリームは手作りにはまっています。レモンバームのオイルは香りもするのでしょうか? 好きな香りなので楽しみです〜。
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ymomen at 2017-07-19 01:11
> Miraさん
レモンバームの繁殖が激しく、根から掘り起こしもしました。
根も立派で色がルビー色できれいなんですよ。
根にも効用があるのかもしれないですね。
ウオッカは気まぐれに果樹酒を作ろうと買ってあったのがうちにはありました。
日本酒を料理に、ラム酒、ブランデー、キルシュ、コアントローはお菓子を作るのに常備しているけど、飲まないので、わたしもそうそう酒屋に行きません。
Miraさんはお若いから、年齢をいぶかしがられたのですね。
レモンバームの繁殖が激しく、根から掘り起こしもしました。
根も立派で色がルビー色できれいなんですよ。
根にも効用があるのかもしれないですね。
ウオッカは気まぐれに果樹酒を作ろうと買ってあったのがうちにはありました。
日本酒を料理に、ラム酒、ブランデー、キルシュ、コアントローはお菓子を作るのに常備しているけど、飲まないので、わたしもそうそう酒屋に行きません。
Miraさんはお若いから、年齢をいぶかしがられたのですね。
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ymomen at 2017-07-19 01:29
> papricagigiさん
無沙汰しています。
お元気そうでなによりです。
レモンバーム、繁殖しますね。
レモンバームを抽出したオイルは、エッセンシャルオイルのすっきりした混じりけのない香りとは違います。酸化しにくいグレープシードで抽出したけど、やっぱりいくらか油くさいような気がします。
パプリカさんのドローイングがあまりにもすてきだから、わたしも描けるようになりたくて、地元のドローイングクラブの集まりに参加してみようかと思ってかなり経ちます。
無沙汰しています。
お元気そうでなによりです。
レモンバーム、繁殖しますね。
レモンバームを抽出したオイルは、エッセンシャルオイルのすっきりした混じりけのない香りとは違います。酸化しにくいグレープシードで抽出したけど、やっぱりいくらか油くさいような気がします。
パプリカさんのドローイングがあまりにもすてきだから、わたしも描けるようになりたくて、地元のドローイングクラブの集まりに参加してみようかと思ってかなり経ちます。